化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

共働きか、専業主婦か。


この間友人が共働きから育休に入り、プチ専業主婦体験をしたことを話していました。
「今までは夫が家事全然手伝わへんのにイライラするとか、これどっちがやるねん。とかで、すっごいギスギスしていたけど、そういうの無くなって、雰囲気良くなった。」と。
以前から専業主婦のすゝめなるものを書こうと思っていたところに、「やっぱり、そうか。」と思うような話が聞けた。

家事の配分。家事のことは特に難しく、男性女性、または育った家の文化で全然違うので、普段でも喧嘩になりやすいところだ。それが仕事で疲れていると尚更イライラしてしまう。
せっかく一緒に暮らすようになって、家で一緒にゴロゴロしたり、買い物に出かけたり、お出かけしたいのに、ちょっとしたことで喧嘩になってしまう。勿体無い話である。

また、お金のことも変化があったそうで、
「働いてた時は仕事帰りにスーパーに寄ったり、週末まとめ買いしてたけど、安い日に買えば、こんなに安く買えるねんな!」と嬉しそうに話していた。
また自炊する時間が取れるようになったので、外食やお惣菜を買うことが減って、食費はかなり浮いたそうだ。

「喧嘩は少ない方やけど、それでも共働きの時はイライラしてストレス溜まってしんどかったわ。ギスギスした空気になること減るし、なんかしょーもないところにお金使ってたんやなって気づいた。ウー○ー、高いわ。よお利用してたなって思う。収入は減ったけど、私が余裕あるから、その収入に合わせた暮らし出来てる。」

「女性にもバリバリ働ける社会を!」
から、いつの間にか共働きが当たり前になり、2人分の給料で生活を回すようになった。
収入は増えたものの、家事をする時間がなく、今まで以上に出費も増えた。
2人働けば、1人働くより豊かになる。そういう先入観が刷り込まれているが、実際はそうもいかない。
収入が多くて、出費抑えれて、お互いの時間取れて、のんびりした楽しい暮らし。なんて良いところ全部を得られるわけもなく、共働きにも専業主婦にもメリットデメリットがある。

友人の「収入に合わせた暮らしが出来てる。」という言葉は良いなと思った。
おそらく共働きの時は考える余裕もなく、「あー、もう出前頼もう!」「今日は疲れた!帰りのスーパーでお惣菜買お!」というのが繰り返し、気づいたら結構な出費になっていて、専業主婦になると考える余裕ができるとセーブできるのだろう。
収入に合わせた暮らしをするのは当たり前だけれど、考える余裕がないと難しい。
そしてちょっとした便利なものが魅力的に見えて買ってしまい、必要以上にモノが増え、出費も増えていく。

増えるのは食費だけではない。毎朝洗濯すれば、肌着やタオルなどを何枚も買う必要はない。洗濯物も溜まらないので、週末まとめて洗濯してベランダに干せなくなることもない。洗濯する回数が少ないので、におい対策に柔軟剤を使う必要もないし、週末が雨だと干せないので、乾燥機がいる。そのために乾燥機や乾燥機付きのドラム式洗濯機をわざわざ買う必要もない。楽だという理由で、普通の洗濯洗剤よりも値段のする1回分の洗濯洗剤を買う必要もない。
当たり前に使っている何気ない便利グッズ、実は結構出費がかさむアイテムなのだ。

余裕があれば健康にも気を遣える。食事の栄養バランスを気にしたり、今までより掃除する時間が増えたなら、家もキレイで過ごしやすくなる。美は健康の先にあり、健康は毎日の生活の中にあるので、忙しい毎日であればあるほど、美容にお金がかかるだろう。

少し前、僕が子供の頃はまだ専業主婦が当たり前だった。
2,30年の間に共働きが当たり前になった。
そして今、僕たちは共働きするものだと思い込んでいるが、どちらでも選べるはずだ。

毎日余裕なくバタバタして、お互い疲れてイライラしていては、せっかくの2人の生活が勿体無い。
一生懸命頑張っても、給料が上がることはなく、無駄に仕事が増えていってバタバタするだけなら、どちらかが専業主婦となり、収入に合わせた暮らしで家の中をゆったりした空間にしてはいかがだろうか。

化粧品研究者こまっきー

P.S.
以前、研究所の女の子にこの話をしたら、「うちのところはどっちも働きたくないから、専業主婦の取り合いになる!」と言われました。

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