化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

楽するために生きてるわけじゃない

最近のお金の使われ方を見ていると、楽するためにお金を使っているような気がします。
インスタの広告や投稿でも“知らなきゃ損!◯◯な便利アイテム”とか“時短”とか、いかに楽できるかが最重要事項であるかのように、様々なジャンルから楽することのアプローチが多いです。

わかりやすくここ3年で普及したのは宅配です。
Uber、出前館などの宅配サービスは少し前からありましたが、ここ3年ほどで急激に需要が増えました。
作らなくてもいい、買いに行かなくてもいい、家にいるだけ食事を持ってきてくれる便利なシステムです。
使ってみて気づきましたが、料理プラス配達料を取られるわけではなく、料理の値段も上がっており「これやったら、自分で行く。」と思いました。

このように楽をするということは、お金がかかります。
便利なアイテムは買わなければ使えません。
家にあるもので工夫すれば買う必要はありません。
一昔前の便利グッズ的な情報は「家にあるもので、こんなことが出来る!」という工夫がベースの情報でしたが、今では「これ買って、使うと、楽!」という、とにかく買うことがベースになっています。
無理やり消費を回したいオーラがプンプンしています。

買うということは、お金が必要だということです。
お金が必要であれば、働いて稼ぐ必要があります。

働いて、使うお金は“便利”の為だったのでしょうか?

“楽しむ”為に働いていたのではないでしょうか?
“楽しむ”ためのお金であれば、便利アイテムを買うのではなく、日々を工夫して家計をやりくりしなくてはいけません。
そして土日に趣味を楽しんだり、家族であれば日々を工夫してお金を貯めて旅行に出かけたり、美味しいごはんを食べたり。
そういう事にお金を使うために、働いているのはなかったでしょうか。

楽するために働いているわけじゃない。
楽するために生きているわけでもない。

楽しむために働いて、稼いでいるはずです。
それがいつの間にか、家族で働くのが1人。
それでお金が足りなければ、2人。2人で足りなければ、副業。
と、どんどん働き手、働く時間を増やしていき、時間の余裕がなくなり、
日々の家事に手が回らなくなり、便利なものにお金を使うようになりました。
一体いま、どれだけ便利にお金を使っているのか?
改めて計算してみると、ビックリするんじゃないでしょうか。
どれが便利なアイテムかわからない人は、子供の頃の親の家事と比べてみてはいかがでしょう。

計算してみてどうするか?
それでも仕方ないと割り切るのか、働いた分楽することにお金が使われていては本末転倒であると改めるのか。

楽するために生きているのか。
楽しむために生きているのか。

なんのために自分の大半の時間を費やして稼いでいるのか。

考えないといけない時が来ているのではないでしょうか。

化粧品研究者こまっきー

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