化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

将来が不安なら、自分の出来ることを考える。

将来を考えるとたいてい不安になります。
「このままでいいのだろうか。」「この会社にずっといて良いのだろうか。」
明るい未来を描くことは難しいですが、吹っ切れることは出来ます。

将来が不安になる場合、大抵は自分に出来ないことで不安になっています。
会社の未来が不安になることは典型例です。
今勤めている会社が潰れるか潰れないか。今やっている仕事が将来AIによって無くなるのではないか。今の仕事は数年後に無くなって、得たスキルはゼロになるのではないか。

こういった不安は全部自分の外にあるものです。会社を経営しているのは自分ではないし、大手の場合は社長でもないので、どうなるかは株主の意向であったり、株主のお財布事情で左右されます。経営者であっても、仕事は自分の会社だけで回っているものではないので、取引先が倒産してしまえば、その分売上は減ってしまいます。

もう何十年も前から“これから消えていく職業ランキング”というのがありますが、自分の職業がそのランキングに入っていたとしても気にすることはありません。たとえ無くなったとしても、そこで得た事は必ず他でも通用します。そして無くなっても、新たな仕事内容が生まれるでしょう。そのときに今までやってきたことを活かせるように、転職を繰り返して浅く広く知識を習得するのではなく、長く働いて狭く深く知識を習得することをオススメします。浅く広い知識はネット上に嘘と真実を織り交ぜて沢山存在してありますので、これから1人1人に必要なことは、狭く深く、長年経験しないと分からない知識となるでしょう。
今現在の無くなった職業とも言える、職人技が受け継がれずに困っている職業を見てみて下さい。いくら工場生産が主流になっても、職人は減っても、ゼロにはなりません。むしろ今は職人は重宝されています。それは機械によって出来ることと、人が出来ることは違うことを意味しています。そして職人がいくらYouTubeでやり方を紹介しても、その職人の長年の経験から作られた動作は、簡単には真似出来ずに、やり方動画はまるで役に立たないでしょう。
別に職人に限ったことではありません。事務職は会社の各部署の架け橋です。企画、営業、経理、工場など色んな部署の間に入って会社を円滑に進めているのは事務職です。長年働いている事務職の方がいる会社ほど、営業マンなどがすぐ辞めていっても、会社は持ちこたえることが出来ています。その架け橋となるスキルは、どんなところでも活用できます。

将来は誰しもが楽しみであり、それと同じくらいの不安があります。
ポジティブに考えれば楽しみで、ネガティブに考えれば不安になり、それはその時々で変わるものです。無理やりポジティブ思考になる必要もありません。
しかし、「将来が不安。」とネガティブ思考が続くのであれば、それは自分以外の部分をみているからではないでしょうか。
会社を経営していても、周りとの関係が大きく反映されるように、将来がどうなるかは社長でも分かりません。
だったら自分以外のことよりも、自分で出来る事を考えるべきです。
自分で出来ること、するべきことを考えれば、いくらだってあるはずです。
社内で出来ることを行動に移すこともあるでしょうし、本で勉強して知識を高めることも、自分で出来ることです。

世の中は1人では何も出来ず、沢山の人の思考や行動、そして自然が流れています。
そんな中で1人がするべきことは、自分がしたいことが出来るかどうかの不安ではないと思います。将来の不安でもないと思います。

他人には他人の考えがありますので、自分が良いと思う考えも伝わらない事は沢山あります。
そういう様々な思考が飛び交う社会で、将来はどうなるかは予測がつきません。

自分が正しいと思うことをやり、それを他人に強制しない。社会に必要なら広まっていくでしょうし、考えが間違っていたら周りが離れていくでしょう。広まる時間はそれぞれですので、正しいかどうかの判断は難しいですが、
自分が今やるべきこと、出来ることを行う。
自分にはそれくらいしか出来ません。
そう考えて、自分の出来ることを行っていれば、将来の不安も無くなっていくでしょう。

一番良くないことは、不安でいっぱいで何も考えないことですので、まずは“自分に出来ること・するべきこと”を考えて、自分自身を大切にしてみて下さい。

社会を良くするには、まずは自分を大切に。
自分を大切に出来る方法が分かれば、それが社会に活かされます。
そんな人が増えれば増えるほど、社会は良い方向に変わっていくことでしょう。

化粧品研究者こまっきー

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