化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

ウイルスは身体が元気なときは大人しい。

身体は、寒い時は身体の熱が外に出ていかないように調節し、暑いときは身体の熱を外に出すように調節して、体温を一定に保つようにしています。
しかし、気温の変化で身体が調節するのは体温だけではありません。
その熱の循環も調節が必要になります。
春は寒くて身体の熱が外に出ないようにしていた季節から、身体の熱を外に出していく季節の通り道です。

熱は上に上がるので、冬と同じように身体の熱が外に出ないようにしていると、その熱は上に上がって、顔に集まります。顔周りの肌荒れ、前髪が顔に触れると痒い、花粉症などの鼻のトラブルや呼吸器トラブルの喘息など、上半身の熱のトラブルが起こりやすくなります。

熱が籠もっているので、落ち着きがなくなることもあります。ソワソワする、寝付きが悪いという自律神経の乱れが起こりやすいのも、熱の循環不足が関係していることがあります。

不眠や肌トラブルなどで漢方を飲んでいる人は、熱の循環不足によるトラブルなのか、熱が籠もりによるトラブルなのか、それとも両方なのかを考えてみるといいでしょう。
手足の冷えがあるときは循環不足と言われています。循環不足とはいえ、手荒れの場合はそこに熱が過剰にあり、その過剰な熱を循環しても酷くなるだけの場合もありますので、調節が難しいところです。

また最近の春は今日暖かくても、明日には急に寒くなってしまうという、非常に過ごしにくい春となっています。“爽やかな春”のイメージが殆どなく、今は“嵐の春”と感じている人も多いのではないでしょうか。

どの季節にも季節相応のトラブルがありますが、春にトラブルが多いのは、身体の切り替え時期であり、寒暖差が激しいからでしょう。
寒暖差が激しすぎて、身体も「熱は外に出すの?出さないの?どっち?!」となっています。まあ悩むというのは身体には無いでしょうから、今日は暖かいので熱を放出するのに必要なアイテムを集めて、熱を発散し、次の日は寒いので身体を温めるために必要なアイテムを集めて体温を調節しているという忙しない日々となっています。

これを自分自身に置き換えてみるとイメージしやすいと思います。今日は寒いので薪を集めて燃やして、部屋を暖める。次の日は暖かいので焚き火を消して、窓を開けて庭に水をまいて空気を冷やす。そうして気温を一定に保とうとするのはかなり面倒くさく、大変なことです。

自然なやり方過ぎて、イメージが沸かない人はエアコンでもいいです。ずっと部屋を暖めているときよりも、暖めたり、冷やしたりしているときのほうが電気代は高くつきます。身体と同じ条件にするには、窓全開とは言わないまでも、空気が通るように窓を開けて外の空気が入ってくるようにした部屋の状態です。
興味があれば試してみてください。その電気代の差額分、身体は仕事しているということになります。

そして僕たちはこの面倒くさいことがあっても、普段通りに会社や学校へ行き、普段通りの生活を送ろうとしているのです。
春の身体は毎日毎日、真反対のことをしているので、身体は疲れやすくなっており、その中で普段の生活を送ろうとするのですから、身体が疲れ切って体調を崩してしまうのは当然と言っても過言ではないでしょう。

ウイルスは春のような暖かく乾燥しているときに活発に動く。だから春にインフルエンザが流行るんだ。というのは一説としてありますが、身体の中の働きで言うと、身体が元気な時はウイルスは悪さをしません。感染していても身体が元気なときはそこにとどまっていればウイルスも安泰なので、なにもせずじっとしています。
ウイルスが「動かなきゃ!」と思うのは、身体が弱っているときです。身体が弱ると、その身体に寄生しているウイルスもやられてしまうので、ウイルスは生存するために動き出します。

その動きに対して身体はウイルスをやっつけるために、体温を上げて、僕たちが言う“体調不良”となるわけですが、一番最初のキッカケは“身体が弱った”ことにあります。

身体が弱ったから、ウイルスが動き出すのです。
身体が弱らなければ、ウイルスは動き出さないのです。

春は寒暖差が激しく、体温の調節や循環という身体の熱の調節に忙しく、それだけで結構いっぱいいっぱいなのです。
そこに普段通りの生活を送ろうと思うから、身体が弱ってしまいます。

暖かく乾燥した空気の春というウイルスが繁殖しやすい気候に、身体が弱った状態が付け加わるので、春はインフルエンザが流行るのでしょう。

季節の変化はどうしようもありませんが、身体がいつもより疲れ気味な毎日であることに気づいて、毎日のペースを落とせば、身体が弱ることがなければ、体調不良を防ぐことが出来ることでしょう。

化粧品研究者こまっきー

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