化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

小説で学ぶ表現力。

1つ前のブログで、英語より国語力を磨くべきであるということを書きました。

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そう感じたのは、洋画を観ていると同じ言葉がしょっちゅう出てきたり、日本でも色々な表現を“ヤバい”で一纏めにしてしまっているところが、自分の感情を表現出来ずに精神疾患を引き起こしていると考えているからです。

今は自動翻訳が発展しているので、簡単なやり取りであれば自動翻訳でなんとかなりますし、翻訳する時は正しい日本語を使わないといけないので、“ヤバい”でなんでも片付けるのではなく、様々な日本語を知って、正しく使えるようになる必要があると思ったからです。

英語の勉強時間が増えている中で、日本語が疎かになっている気がします。
日本語が疎かになっていることが、自分の感情がわからなくなっている原因の1つであると考えています。

とはいえ僕自身、日本語が上手に使えると胸張って言える立場ではありません。
むしろ、中学生の頃に先生から「説明するときは小学1年生でも分かるように。」と言われて、「だったら難しい漢字などを学ぶ必要は無く、小学1年生レベルならもう習得してるし、今のままでいいやん。」と言葉を学ぶのを放棄したくらいです。
小難しい文章があると、小難しく書く方が悪いと思っていたくらいです。

そのまま大人になると、漢字の読みや意味でつまづく事が多くなりました。
仁義を“にぎ”と読み、類似を“るいに”と読み、珍味と吟味がごっちゃになって、話していても「なんて?」と理解されなかったり、笑われたりすることがそれなりにあります。

最近は分からない言葉や読み方が合っているか怪しい漢字は調べて覚えるようにしています。

言葉の意味や漢字の読みを覚えると、その時その時の自分の感情にピッタリ来る言葉が、しっくり来る言葉が見つかるようになります。
今までは思いつく言葉がなければ「なんかこんな感じ」と言っていました。
“感じ”というのは、的確な表現ではないので、自分の中では表現にモヤモヤが残っています。ちゃんと意味のある言葉に当てはめることが出来ると、モヤモヤがなく、頭の中がスッキリします。
頭の中を1つ1つスッキリさせていくことは、ストレスを解消することになります。
精神的負担の軽減になります。

学校の授業のように、言葉を覚えるだけでは覚えづらいし、活用しにくいと思います。
そこで、小説です。

小説は物語ですので、その言葉がどういった話の流れから使われているのか知ることが出来ます。
映画やアニメなどでも良いのですが、映像があると、言葉よりも映像が優先されてしまいます。本は自分のペースで読むことが出来ますが、映像は流れてしまうので、言葉を拾うことは難しくなります。

小説を読んでいて、読みや意味が分からないときは話がわからなくなるので、調べます。
iPhoneで調べて、タブに残しておけば後で自分が調べた言葉を見ることが出来ます。
昔は辞書を開かないと意味を知ることは出来ませんでしたが、辞書を開くことから考えると、調べることへのハードルはかなり下がっています。タブに残しておけるので、改めて調べなおすことの面倒もありません。

著者の癖で同じような言葉が使われていることは良くありますし、分からない言葉はその本のテーマだったりするので、意味が分からなかった言葉は本を読み進めていると度々出てきます。分からなかったら調べたタブを開けて、意味を確認します。その後何回かその言葉が出てきても、タブを開けることなく本を読み終えたら、その言葉を覚えたということになります。
学校で言葉とその意味をただ覚えるよりも、よっぽど覚えやすく、物語で覚えるので、私生活にも活用することが出来ます。

小説はなんでも良いと思います。
ハリー・ポッターでも、赤川次郎でも、興味があって楽しんで読めることが第一です。
出来れば小説は買って、手元に置いておくことをオススメします。
1回目はストーリーばかりに目が行きますが、2回目に読むとストーリーは分かっているのでまた違った目線で読むことが出来ます。すると1回目に気にならなかった言葉に目が留まるようになります。

僕は3回も4回も読んでいる本があります。シリーズもので新作が出るたびに1作目から読み直します。するとちょっとしたセリフを好きになることがあります。
小説は何回読んでも、ストーリーや言葉、セリフなど前回とは違った文章に目が行って、そのたびに表現を学ぶことが出来ます。

僕もまだまだですが、小説の言葉やセリフは自分の表現力を豊かにしてくれますので、苦手意識がある方も映画やドラマで観たことがある小説から読んでみてはいかがでしょうか。

化粧品研究者こまっきー

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