化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

時代は終わらないと始まらない。

歴史を勉強すると、時代はまるでリレーのバトンを渡すかのように時代が変わっていくように感じる。
織田信長が亡くなったから豊臣秀吉になり、徳川慶喜が大政奉還したから明治時代が始まったと連鎖しているように感じてしまう。
織田信長は「次は豊臣秀吉ね。」と任命して皆が合意していたはずもなく、明治時代に変わるときも江戸時代のほうが良いと考える人もいて、一悶着あって、時代は変わっていった。
つまり歴史の勉強をしている時のようなスムーズなやり取りではなく、もっとごちゃごちゃしていたはずだ。
また、それまでに一悶着は何回もあっただろうに、時代が変わる一悶着とそうでないのとでは何が違ったのだろう。

日本は世界一古い国と言われており、2024年で建国2681年となる。紀元前660年に神武天皇が日本を創り、その後王朝が一度も滅びていないことから、そのように言われている。

それでも◯◯時代というのはあって、日本を指揮するのはずっと天皇ではなく、その時代によって変わっている。会社のトップが変われば経営がガラッと変わる事があるように、日本を指揮する人が変わったときは考えやルールがガラッと変わったことだろう。
例えば江戸時代から明治時代に変わったとき、第2次世界対戦が終わったときなどは、その前と後でかなり変わったと言われている。

戦争を体験した方は今までの正しいかったことが急に間違いだと言われ、悪と善が逆転し、世の中の常識がガラッと変わって驚いた。と語っている。

時代は終わらないと始まらない。
江戸時代が続いていれば明治時代は始まらなかったし、第2次世界対戦が終わらなければ戦後の日本の状態にはなっていない。バブルも崩壊しなければ、失われた30年が始まることも無かった。

平成の天皇がお亡くなりになる前に時代が変わったということは、平成が終わったから時代が変わったとも考えられる。これは歴史本には載らない、その時の生きる人の感覚かもしれない。
歴史を振り返ると分かるように、◯◯時代ごとに変化があるのであれば、昭和と平成と令和も何かが変わっているはずだ。
昭和が終わり平成が始まってバブルが崩壊した。
バブル崩壊が平成初期ということは、時代の初期には1つ前の時代の精算があると考えられる。

平成から令和に変わったということは、江戸時代から明治時代に変わったような変化があるということだ。
僕たちは歴史を学んで知った江戸と明治の違いやその変化を今から感じていくことになる。
平成の侍は居なくなるのだろうか。
新たな文化が取り入れられて、洋風建築が増えたような変化があるのだろうか。

令和が始まって6年目。
歴史で学ぶ時代の変化を、僕たちは今、直に感じている。

令和初期である今は、1つ前の時代の精算時期でもあり、平成の何かが崩れている。
平成が終わって令和が始まったが、時代はどう変わっていくのだろうか。
平成の精算は終わったのだろうか。
時代は終わらないと始まらないので、時代の変化を感じるには、
まずは平成の精算が終わったかどうか、確認してみる必要があるだろう。

化粧品研究者こまっきー

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