化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

“〜みたいな感じ”からの脱却。

「〜みたいな感じ」を語尾につけてしまいます。
「こないださ、誰々の話し方が〜みたいな感じやってん。」みたいな感じ。

最初は例えの語尾につけていたのですが、「〜みたいな感じのやつ探してるねんけど。」や「〜みたいな感じやねん。」という風に、例えを話す時に語尾につけていた“〜みたいな感じ”が、とりあえず話の終わりに付けてしまう癖がついてしまいました。

“〜みたいな感じ”と言ってしまうのは、自分の中で適切な言葉が見つからないからです。
「キレイや可愛いとは違う魅力があって、これをなんて言えばいい?」とその言葉が出てこない時に「リスみたいな感じ」とか「猫みたいな感じ」とか動物などに例えることがあると思います。
それでも話ながら猫に対するイメージは人それぞれ異なることに気づいたり、自分で猫と言いながらもピンと来ていない時に“〜みたいな感じ”と言ってしまいます。

“〜みたいな感じ”というときは、伝わるまでに+αの説明が必要だったり、伝わったと思ったら間違った解釈で伝わっていることが多々あります。
こういう時に「愛嬌がある。」や「人懐っこい」という言葉が出てくれば良いのですが、中々出てこずに“〜みたいな感じ”で誤魔化してしまいます。

思えば少し前までは、どう伝えたらいいか、どういう言葉が適切かを悩みながら、言葉が出てこない場合に「ほら、こういう意味の言葉があるやん。」と意味の説明をして、友達に適切な言葉を一緒に探してもらっていました。

それが、それを繰り返していく内に「なんだ。〜みたいな感じでいけるやん。」と僕自身が勝手に味を占めたからか、言葉を見つけることをサボるようになってしまいました。

僕は適切なタイミング以外で“ヤバい”を使わないように気をつけています。
“ヤバい”は今や、めちゃくちゃ便利な言葉になりました。
“美味しい”も“楽しい”も、何でもかんでもその時に「これヤバい!」というだけで目の前の相手に言いたいことが伝わってしまいます。

ですが、実際は“美味しい”であり“楽しい”です。
正しい表現をせずに何でも“ヤバい”を使ってしまうと、自分の表現力が落ちて、「自分が今何を思っているのか?」「今の気持ちをどう表したら良いのか?」が分からなくなります。
僕は自律神経失調症や鬱などの精神疾患が増えている原因に、自己表現力の低下が挙げられると考えています。
自分の感情を表す言葉が見つからず、頭の中で感情のモヤモヤが溜まって精神疾患に陥ってしまうと考えています。

なので“ヤバい”には気をつけていたのですが、気づけばオリジナルの“ヤバい”を生み出していました。
“〜みたいな感じ”は“ヤバい”と同じくらい便利です。
自分の意見に自信がない時や、記憶が曖昧な時などに、とりあえず“〜みたいな感じ”を語尾につけておけば、ちゃんと伝えられない自分自身から回避することが出来ます。

まるで中華の調味料、ウェイパーみたいです。
とりあえず入れておけば安心。でも、ウェイパーは入れると調味料の割には主張が強いので、他に醤油やオイスターなどの調味料を入れても後味が全部ウェイパーになってしまいます。

おそらく“〜みたいな感じ”も同じようになっています。
“〜みたいな感じ”と言えば、大抵「そうか。」と返事が返ってきますが、その時の相手の反応を思い出せばしっくり来ていない反応であることが多いので、自分の言いたいことは伝わっていないです。

別に難しい言葉を使ってやろうとは思いません。
伝わらないと意味がありません。
僕にはみんなが知っている言葉で、使えていない言葉が沢山あります。
「愛嬌がある。」という言葉を知っていても、適切なタイミングで使えたことがありません。

“ヤバい”だけではなく、“〜みたいな感じ”からも脱却して、色々な言葉で表現していきたいです。
まずは“〜みたいな感じ”を使わないように気をつけます。

化粧品研究者こまっきー

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