化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

習慣を作ろうとしない。

4月に入ると新学期、新入社員と“新しい”が付く言葉が多く、「私も何か新しいことを始めようかな?」と考える方は多いことでしょう。

そんな中、「前から気になっていたあれ、やってみようかな?」と思いついても結局やらないまま終わってしまうことも多々あります。
「最初は面白そうに思えたけれど、いざ考えてみたらそんなに興味ないなあ。」と調べてみて結論付けるならいいのですが、ただその場足踏みをして時が経ってしまうことがあります。

ためらう理由に「長く続かない。」がある場合は、続かないことを気にしないことです。
習慣は結果論です。
気づけば朝はパンと決まっている、気づけば毎日のストレッチが続いていた、軽い気持ちで始めた筋トレが1年続いていて結構ハードなトレーニングが出来るようになった。毎週水曜日にいきつけのお店に行くのものそうですが、こういった習慣はどれも「習慣にしよう!」と意気込んでやると、たいてい失敗します。

盛り上がれば盛り上がるほど、冷めた時との温度差が大きくなります。
温度差が大きいほど、飽きてしまいます。
習慣になるものは、温度差が小さいものです。
小さく変化の無いものや、温度差に気づかないくらい徐々に盛り上がっていくものです。

何かを始めるときは新しいことへのワクワク感がありますが、これは別の温度です。
新しいことを始める熱気と始めた新しいことへの熱気はジャンルが違います。
これを一緒にしてしまうと、新しいことを始めてちょっとした頃に「熱が冷めた。」と勘違いして、飽きを感じて辞めてしまいます。

習慣は結果論であり、気づいたら続いていたものですので、「長く続かない。」ことは気にせずに、とりあえずやってみましょう。
調べるとあーだこーだ書いていますが、ネットの情報は情報を書くことを生業としている人たちの情報に目がいくことが多く、あまり参考になりません。
気になれば、ここは1つやってみて、自分で評価をしないといけません。

新しいことを始めて、続かなかったときは「なぜ続かなかったのか?」を考える必要があります。結果的には「飽きた。」の一言でも、それは熱が冷めたからです。熱が冷める原因がどこかにあったから、冷めて飽きてしまったのです。
その原因を探ることで、自分の好き嫌いを知ることが出来ます。
「あ、私はこういうこと嫌やったんや。」と新しく始めたことが続かなくても、新しい発見が出来ます。

新しいことにチャレンジしてみて、続かなかった時に気づいた新しい発見の積み重ねによって、失敗しない選択が出来るようになります。

何事もやってみないと分かりません。やってみて始めて自分の新たな発見があります。
色々すぐチャレンジするもののは長続きしない方は、飽きたときに「何が嫌やったのか?」について考えてみましょう。

いきなり始めてそれがピッタリ自分にハマって。なんていうのは極稀です。
新しい何かを始めてみて、飽きて終わって、原因を考えて、また新たなことを始めてみてを繰り返していった先に、習慣が生まれます。
繰り返すごとに自分についての新しい発見があって、その発見の積み重ねが習慣を作ります。

習慣は結果論です。
作ろうと思って作るものではなく、作ろうと思えば思うほど上手くいきません。
その熱気が大きな温度差となり、飽きることに繋がってしまいます。

なんとなく始めてみましょう。
最初はお金をかけずに始めてみましょう。
ランニングのウェアのように、買わなくとも家にあるもので代用出来るなら、代用しちゃいましょう。家にあるものがボロボロになるほど続いたら、好みのランニングウェアを買えば良いんです。最初から一式買うから、温度差が出来てしまいます。

お金をかけずに新しいことを始めて、辞めて、考えてを繰り返して、沢山の自分を発見していきましょう。
習慣はその先にあります。

とはいえ4月は社会全体の空気が慌ただしい季節です。
無理にチャレンジせず、5月でも6月でもいいんです。
4月の“新しい”という言葉に惑わされず、自分が落ち着いた頃に始めて、マイペースで続けてみてください。

化粧品研究者こまっきー

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