化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

春の肌荒れ対策は3つ。

春は冬から夏への通り道で、“熱を逃さない身体”から“熱を逃がす身体”へと切り替えていく季節です。
冬の“熱を逃さない身体”のままだと、気温が上がってきた時に、余分な熱が身体に籠もってしまいます。熱は上に上がるので、上半身の熱トラブルが多くなります。
顔周りの肌トラブル、前髪が痒い、背中が痒いなどは熱が籠もっていることで起こる熱のトラブルです。それに空気の乾燥が重なると、カサカサした肌になります。カサカサした肌を乾燥肌と思って保湿ケアをしても全然改善しないのは、熱の対処が上手く出来ていないからです。

4月に入って急に暖かくなったように、急な気温の変化があると、身体は上手に切り替えることが出来ません。また関西では先日、暖かい日が続いたと思ったら、1日雨が降って最高気温13℃という寒い日がありました。10℃から0℃の変化は“熱を逃さない身体”のままですが、20℃から13℃の変化は“熱を逃がす身体”から“熱を逃さない身体”となり、急に暖かくなったり寒くなったりすると、身体は両極端の調節を行わなければならず、疲れて体調を崩しやすくなります。

その後は最高気温が20℃を超える日が続き、安定しているように思いますが、、夜は13℃前後です。夜遅くまで外で遊んでいると、“熱を逃がす身体”から“熱を逃さない身体”への切り替えを1日の間に行わなければならないので、いつも通りの夜遊びもこの時期は疲れて体調を崩し、肌が荒れるキッカケとなります。

日中は暖かいので、夜は窓を開けて寝ようとする方がいるかもしれませんが、それはまだ早いです。夜はまだ13℃という寒い気温ですので、日中の感覚で窓を開けて寝てしまうと寒さと乾燥で喉がやられてしまいます。
どうしても暑い方は、冬布団から夏布団へと切り替えましょう。

そんな春の体調不良や肌荒れ対策には3つのポイントがあります。

1つ目は運動です。
“熱を逃さない身体”のままだと身体に熱が籠もってしまいますので、日中に散歩をして、身体を動かしましょう。散歩で身体を温めることで身体は“熱を逃がす身体”への切り替えがしやすくなります。
室内での運動よりも外での運動がオススメです。
4月は家にいると肌寒いですが、外に出ると暖かいです。暖かい気候を身体に感じさせることで、“熱を逃がす身体”へと切り替えやすくなります。

散歩は無理にしなくても、日常生活の中で取り入れるくらいでもいいです。
スーパーに行く時に自転車を漕いでいたのを歩くようにしてみるとか、それくらいでも身体が温まることを感じると思いますので、日常のどこかを歩くことに変えてみましょう。

2つ目は休憩です。
1日の中で“熱を逃がす身体”と“熱を逃さない身体”の両方がある4月は、気候的にも疲れやすいですが、新学期に新入社員と新しい環境で社会全体も慌ただしくて、肉体的にも精神的にも疲れやすくなります。
家にいるよりも動いたほうが“熱を逃がす身体”へと切り替えはしやすいのですが、無理に動くと疲れて体調を崩してしまいます。
体調を崩すと肌も荒れてしまいます。
崩した体調と荒れた肌は、休まないと治りませんので、必ず崩さず荒れずに運動を取り入れましょう。

そして3つ目は水分補給です。
冬は1年の中でも水分をあまり取らない季節だと思いますが、暖かくなってくると、水分補給は増やしたほうがいいです。
冬よりも身体から水分は多く飛んでいます。
身体を動かして、身体を温めると熱が循環されますが、水分がないと循環は上手くいきません。気温差が大きいので、上半身に熱が集まっているのに、手足などの末端は冷える傾向があります。また、むくみも水分不足が原因です。
水分補給の量を増やして身体の水分を循環させることで、熱も循環させて、春に起こる肌トラブルを回避しましょう。

春の肌トラブルは、身体の熱の処理を如何に上手くやるかがポイントとなります。
疲れない程度の運動で熱を発散させ、疲れていなくとも無理に動かず時間があれば休むことを優先して疲れによる熱を作らずに、水分を多く摂って熱を循環させる。

言うのは簡単ですが、慌ただしい4月にこれをやるのは難しいと思います。
なので、運動は日常のどこかで、悩んだらゆっくり休む、意識するのは水分補給。
短くまとめた3つのキーワードだけでも覚えていてもらえたらと思います。

化粧品研究者こまっきー

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