化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

日焼け止めが必要ない理由。〜こまっきーファンデーションについて〜

前回の続きです。

 

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前回は日焼けや日焼け止めの成分についてお話しました。
今回はよく質問がある「日焼け止めは塗らなくていいのか?」について日焼け止め成分以外の考えや工夫についてお話ししたいと思います。

“必要なものを、シンプルに、濃厚に”をベースに研究をしている僕は、ベースメイクのアイテム数についても考えました。
皆さんは2-3時間ごとに日焼け止めを塗り直す事に、疑問はありますでしょうか?
普通、メイクをする際は日焼け止め→下地→ファンデーションです。
ファンデーションより前に日焼け止めと下地を塗るのは、ファンデーションの後に日焼け止めを塗るとメイクが崩れてしまうからです。
実際にやってみるとファンデーションが崩れることがわかると思います。

2~3時間おきにファンデの上から日焼け止めを塗ると、塗るたびにメイクが崩れてしまいます。
そのたびにファンデーションなどのベースメイクも塗り直すのでしょうか?
僕はこういった疑問から、日焼け止め効果が続き、重ね塗りしなくていいファンデーションを作ってみようと思いました。

塗り直しだけでなく、メイクは重ねれば重ねるほど、時間とともに崩れやすくなります。
これは皆さんも経験があるかと思います。
下地が必要なのはわかるし、下地がないと時間が経ってきた頃に顔が白っぽくなりやすいけれど、それ以上にメイクが崩れやすくなることに悩む人は多いと思います。
崩れないようにするには時間をかけて丁寧にメイクする技術がいるでしょう。
ですが毎日忙しい朝に、時間をかけてメイクすることも、その技術を習得することも難しいと思います。

こまっきーファンデーションでは日焼け止めだけではなく、下地効果も配合してベースメイクを1本にまとめています。
それは、化粧が崩れにくくするためです。
こまっきーファンデーションに配合している日焼け止め効果は1日続くので、塗り直しの必要はありません。

下地効果も配合しているので、下地の必要もありません。
こまっきーファンデーションは3色ありますが、それぞれに合わせた下地効果を入れて色補正やシワぼかし効果、肌を明るくみせる効果の成分を配合しています。
下地効果は何を選ぼうか悩むと思いますが、悩まなくてもいいように丁度良いバランスで配合しています。
下地効果が入っているので、時間が経った時に起こる白浮きやくすみが起こりにくくなっています。
ファンデーションに日焼け止めと下地効果を配合することで、アイテム数を減らし、化粧崩れを防ぐ工夫をしています。

他にもこまっきーファンデーションには化粧崩れしにくいように化粧崩れ防止成分も配合しています。
化粧が崩れるのは誰だって嫌ですが、なぜ日焼け止めの話で化粧崩れの話が出てくるのかというと、化粧が崩れなければ、日焼け止め効果も崩れないので、日焼け止め効果が持続するからです。
6時間安定した紫外線吸収剤も元々壊れにくい紫外線散乱剤も、化粧が崩れて汗で流れてしまえば日焼け止めの効果は失われてしまいます。
日焼け止めは成分だけではなく、化粧崩れのことも考える必要があります。

今までをまとめてみると、
太陽は必要ですが、心理的にシミができたりするのは嫌なので、健康とのバランスを取るために日焼け止めというアイテムがあると考えていること。
SPF30は紫外線97%カットでSPF50は紫外線99%カットなので、殆ど変わりがなく、紫外線ケア成分が多いと刺激になる可能性があること。重ね付けもしかりです。
紫外線には良い部分も悪い部分もあり、日焼け止め成分にも良い部分と悪い部分があり、これら全てのバランスを取る必要があるということ。
また、汗などで化粧が崩れてしまえば、日焼け止め効果も汗で流れてしまうので、化粧崩れしないことが日焼け止め効果にも影響があるということです。

そういった考えの元、研究を重ねてできたこまっきーファンデーションは
日焼け止めや下地効果を全て配合して、ベースメイク1本化をし、化粧崩れを防いでいます。
配合した日焼け止め成分は1日中安定しているので、塗り直しが必要がありません。
日焼け止め成分が安定しているので、刺激になりにくいと考えています。
日焼け止め成分のバランスを考え、物理的にも刺激になりにくいように作っています。
そしてアイテム数だけでなく、化粧崩れ防止成分を配合しているので、化粧崩れを抑えることで日焼け止め効果が持続します。

ちなみにルースパウダーは別です。
ルースパウダーはベースメイクの部類に入りますが、顔全体のポイントメイクのような使い方をするべきだと考えています。
ファンデーションはカバー力の成分が入っている以上、下地効果を入れても肌を明るく見せたり、肌を艶っぽくみせるには限界があります。
ルースパウダーは“仕上げる”という言葉が使われるように、ファンデーションだけではマットになってしまう仕上がりに、艶っぽさを出してくれるアイテムだと考えています。
なので、顔全体のポイントメイクです。

逆にさらにマット感を出したい方は全成分でシリカが一番前にあるような、さらさらパウダーを使うとマットな肌になります。
ですので、ファンデーションの仕上がりで満足な方はルースパウダーは必要ありません。
ルースパウダーは化粧持ちをよくする目的という考えもありますが、その効果はこまっきーファンデーションに含まれています。

ルースパウダーは粉ですので、水分や油分を吸います。
水分や油分をルースパウダーが吸うと肌が乾燥しやすくなります。
なので一般的にリキッドファンデーションよりもプレストファンデーションの方が肌が乾燥しやすいと言われています。
乾燥しやすい方は、ルースパウダーを控えてみると良いと思います。

ファンデーションはスキンケア以上に女性の使用率が高いので、ラボで女性に使ってもらって、そのフィードバックを元に改良をしました。
その時たまたま、こまっきーファンデーションを使っている子とラボにある一般的なファンデーションを使っている子が夏にディズニーランドに遊びに行ったのですが、ラボにある一般的なファンデーションを使った子はしっかり日焼けして帰ってきたのに比べて、こまっきーファンデーションを使った子はあまり日焼けしていなかったです。
ラボにある一般的なファンデーションを使った子が日焼けしやすい体質だったとも考えられるので、個人差があると思いますが、こまっきーファンデーションを使った子は「1回もメイク直ししなくて良かった。」ということでした。
化粧崩れも防げており、日焼け止め効果が持続していることが分かりました。

重ね塗りは化粧崩れを引き起こす原因になるので、ベースメイクはいかにアイテム数を減らすかが化粧崩れを防ぐポイントだと思います。
日焼け止め成分が持続していることと化粧崩れが起こりにくいようにしていることからも、日焼け止めを塗る必要はないと伝えています。

「日焼け止めを塗らなくても、日焼けしないんですか?」という質問に関しては、
「日焼けは必ずする。」と返事しています。
SPF50でも紫外線99%カットですから、どこまで数値を上げても100%にはなりません。
問題は100%は無理でもどれだけ防げるのかということです。
そして防ぐには単純に数値だけではなく、刺激の部分を考慮し、化粧崩れが起こらないようにしないといけないので、ベースメイクのアイテム数なども考えなくてはいけないと思います。

ぜひこれからの暑い夏のベースメイクの参考に、
こまっきーファンデーションを使ってみてください。

化粧品研究者こまっきー

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