化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

会社説明会から、面接は始まっている。


前職では研究兼企画兼営業兼、この時期は人事として、新卒の説明会から1次面接まで行っていた。まさか自分が就活をして3年後に今度は採用する立場になると思って無かった。就活する側の記憶がある中で採用する側に立ったことで双方で感じたことを紹介していこうと思う。

所属していた会社は創業70年になる会社で規模は60人の中小企業だった。
大手や中小など、規模によっても採用する側の考えが変わることを考慮して参考にしてほしい。

少し話をするのが遅いかもしれないが、まずは、会社説明会について。

僕個人の考えとして、会社説明会では既に面接は始まっている。
これは就活側だった頃に感じていたが、会社説明会にいる社員のほとんどが1次面接で面接官になる。1次面接で面接官が顔見知りなだけでも、緊張感が随分と違う。
緊張感が少なければ少ないほど、ちゃんと話を聞いて、答えることが出来る。また面接官も少し話したことがある顔見知りのほうが安心感があるのか、顔見知りになったときの方が面接は通りやすくかった。

採用側として、会社説明会では約50人ほどの就活生を招き、4,5回説明会を行った。会社説明会では、まずは会社の雰囲気を感じてほしいと思った。別に硬い雰囲気の会社ではないので、化粧品のブースと作り、説明会開始までそのブースを観に来た就活生とコミュニケーションを取ろうとした。そうすることで、場の雰囲気が和み、こっちも話しやすくなり、向こうも質問しやすくなると考えた。
試してみると、そのとおりになった。4,5回の内、ブースに人が集まったのは2,3回。約半分の会社説明会では就活生は席に座ったまま、開始まで全く動かなかった。「よかったら、作ってる化粧品みてくださいね。」と声かけたものの、半分の確率で誰もブースに来なかった。
すると、ブースに人が集まったときは僕も含めて説明する社員は饒舌だった。質問もあり、会社説明会の雰囲気は良かった。ブースに人が集まらなかったときは、説明していても就活生の反応が全く見えず、実際にうなずきなどの動きもなく、辛かったので余談無く淡々と進んだ。これは「ブースにも来ない就活生なんか知るか!」と思って意識的に行ったわけではなく、説明をしていても雰囲気が悪く、余談をしている雰囲気では無かった。当然のように質問もない。

就活をお互いの一方的なやり取りだと勘違いしているのではないかと感じた。
就活生が用意してきた自己PRなどでアピールをして、面接官が採点する。
簡単に文章にすると就活はそういうことになる。
会社説明会も、採用側が説明をする。就活生は用意された説明を聞きに行く。
しかし、実際は会社側も毎年初めて会う人たちの前で会社説明会をする。
ここでいう雰囲気が悪いとは、反応が見えない。ということを指すが、説明はロボットではなく人がしている以上、話す側は多少なりとも緊張しているし、誰しも雰囲気の悪いところでは話しにくい。初対面で雰囲気が悪いと、お互いに良い印象を得られるだろうか。サークルや部活の新歓、または新歓する側になったときなど、初対面のときを思い返してみてほしい。

わざわざ積極的に話しかけに行け。といっているわけではない。説明会前で準備もあるので迷惑なときもあるだろう。会社ごとに考えは違うので、状況判断は必要だ。
しかし、会社説明会に行って、社員がコミュニケーションを取ろうとしているときは、拒否するべきではない。そして、用意されている内容以外の部分を聞き出すことが、会社説明会で就活生側がするべきことだろう。会社の沿革などを必死にメモしている人がいるが、HPみれば載っているし、最低でもHPには目を通してから会社説明会に行くべきだ。
何も知らずにとりあえず会社説明会に行くというのも、失礼な話である。

就活とは、学生側は就職したい、会社側は会社に合う人を採用したいの相互関係で成り立っている。どちらが偉いとかはない。お互いが主張しあう、一方通行でもない。
友達になるとき、カップルになるときと同じように、お互いちょっとした緊張の中で始まり、フィーリングや意見が一致したときに成立する。そのためにはコミュニケーションなくして成り立たないだろうし、コミュニケーションが多ければ多いほどお互いがわかるだろう。
自己紹介して、ハイ終わり。でカップルになるか判断出来るだろうか。
もう少し色々話がしたいのではないだろうか。

就活に必要なのは、相互のコミュニケーションである。
まだもう少し会社説明会は続くと思うので、意識して会社説明会に行ってみてください。

次回は面接の話をしていきます。

化粧品研究者こまっきー

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