食事の記事を見ていると、「しっかり食べましょう!」という記事よりも“食べ過ぎ”というワードが多いなと感じています。
“食べ過ぎによる疲労”と書いてあって、食べすぎるから身体がダルくなり、疲れを感じるのだから食べすぎるなという考えがあります。
これは食べなさ過ぎても起こる症状です。
受験勉強していたら、頭がぼーっとしてきて考える事が出来なくなった経験があるかもしれません。
ランニングをしていると、熱中症とは違い季節関係なく頭がぼーっとした経験があるかもしません。
これらは糖分不足で起こり、食べなさすぎで起こる症状です。
受験勉強やランニングなどハードなことをしていなくても、仕事の日にお昼が遅くなると頭がぼーっとしてきたり、身体がダルくなることはあります。
仕事の時は忙しくて、仕事の方に意識がいっているので気づいていないだけです。
つまり、食べ過ぎても食べなさ過ぎても同じような症状が起こるので、症状から「食べ過ぎているかも。」と決めつけるのは危険です。
そもそも、何をもって食べ過ぎで、何をもって食べなさ過ぎなのでしょう。
「成人男性の1日あたりの炭水化物の摂取量は。」という話もありますが、成人男性の身長と体重は皆同じではありません。1日の活動も違います。事務職ならエアコンが効いた部屋で座りっぱなしになりますし、営業マンなら動き回ります。
事務職は主に頭を、営業マンは身体と頭を動かしますので、身体を動かしている分、営業マンのほうが食べる量は多くなるのでしょう。
また、炭水化物=米や小麦ではありません。
米や小麦にはタンパク質も脂質も含まれています。
肉も肉=タンパク質ではありません。
炭水化物も脂質も含まれています。
野菜も果物も、○○=炭水化物とかタンパク質ではなく、主にそれが多いというだけです。
もちろん米は主に炭水化物ですし、肉は主にタンパク質と脂質ですが、○○=炭水化物と決めつけると他の栄養があることに気づけないので、○○=炭水化物という考えはしないほうがいいです。
○○=炭水化物やタンパク質と考えてしまうと、「ビタミンやミネラルが足りてない!」とサプリメントを取ろうとしてしまいます。
米や肉にもビタミンやミネラルは含まれています。
ミネラルについては1つ疑問があります。
「ミネラルを取ろう。」と言いながら減塩を言っていることです。
主要なミネラルである、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムはまさに塩です。
塩=精製塩だと決めつけているので、ナトリウムの取り過ぎで“減塩”と考えるわけです。
海塩を摂取すれば、カリウムもカルシウムもマグネシウムも摂取できます。
パスタを湯掻くのに海塩を使うのは勿体ないので、精製塩でいいと思いますが、料理に海塩を使用すればいいのです。
舐め比べてみたり、料理に使ってみるとわかりますが、海塩は塩化ナトリウム100%ではないので、精製塩より塩辛くないです。
コクがありますから、料理に深みが出ます。
味の素を使わなくても、海塩が塩分であり、旨味成分になります。
海塩は料理に使いやすい金額にしましょう。
だいたい500g500-1000円くらいでしょうか。
商品の後ろをみて、マグネシウムの量と日常使いできる価格で選べばいいと思います。
ちなみに塩の味で塩味はナトリウムですが、先ほどのコクが出るのはマグネシウム、甘味はカルシウム、酸味はカリウムです。
マグネシウムが多ければ多いほど、料理にコクが生まれます。
後は日本の海で取れた塩を選ぶようにしています。
にがりを添加してマグネシウムが豊富な海塩もありますが、僕は「どうなんだろう。」と思って選ばないようにしています。
話がだいぶそれましたが、1日の摂取量というのはあくまでも参考値です。
Wikipediaに載っている豚肉の栄養成分表も参考値です。味や食感が違えば栄養成分のバランスも変わってきます。なので「肉を食べるのは1日何グラムまで。」と計算できるものではないのです。
食べ過ぎかどうかは、やはり自分の感覚で測るべきでしょう。
ランチにお肉をたくさん食べた後、動けないほど食べたら、それはもう食べ過ぎです。
ですが、そうしたらあまりお腹が空かないので、夜ご飯の食べる量を自然と減らすのではないでしょうか。
そうではなく、夜も相変わらずお腹が空くということは、ランチの後にそれだけ活動したということになります。
変に、「今日食べ過ぎたから、明日は減らしたほうが良いのか。」と考えないほうがいいです。
栄養を計算するのと同じで、食べた分動いていればそれでいいのです。
“食べ過ぎたら、動く”
食べた分は動いて調節したほうが良いです。
食に関しては、気にすれば気にするほど、偏っていく。
「ああ、今日食べ過ぎた、明日減らそう。」
と思うと、次の日は朝食抜きにしたり、極端に減る傾向があります。
明日食事を減らしても、明日も同じように動くならいつも通り食べなくては行けません。
「野菜いっぱい食べよう!」と思えば、炭水化物と肉が極端に減ります。
野菜たくさん食べると、顎が疲れて他が食べられなくなります。
噛む回数が多ければ多いほど、食べてないのに満腹感が高まります。
特に最近の人の顎は弱くなっているので、
野菜ばかりたべると、顎が疲れて、食欲が勝手に満たされます。
身体はまだ栄養が必要なのに、お肉とお米をもっと身体は欲しているのに、食べずに終わってしまいます。
毎日同じテンポでいるのが健康でいられる秘訣です。
これは食事も同じで、「今日は朝食を食べるけど、明日は時間がないから食べない。」とか
「食べ過ぎたから、明日は控える。」とか「1週間、食事制限する!」とか、毎日バラバラな方が身体には負担です。
ランニングをサボると次走るのが嫌になったり、身体が重く感じるのと同じように、変に減らさずに、毎日コツコツ同じテンポで食べる。
食べ過ぎたら、動く。
食べ過ぎても、そんなに長くは続くものではないので、食べ過ぎは気にすることはないと思います。
お腹が空いたら食べるという考えも僕は危ないと思っています。
仕事が忙しいと食べることを忘れてしまうように、現代人は生活が忙し過ぎてお腹が空いていることに気づかない傾向にあります。朝昼夜、時間は多少ずれてもキチンと食べるようにしましょう。
栄養について勉強した人は栄養バランスを気にします。
すると「今日の肉はあっさりササミにして、食物繊維にあれを。。。」とバランスの良い食事を目指せば目指すほど、アッサリした食事になっていきます。
つまり、栄養が偏っていくわけです。
アッサリが健康なわけでも、コッテリが不健康なわけでもないです。
どっちかばっかりになることが不健康です。
取れる栄養が違うのだから、両方食べるべきです。
だから、栄養バランスなんて、気にしないほうがいいと僕は思っています。
毎日ご飯と味噌汁と小鉢と魚では飽きます。
毎日ラーメンも飽きます。
おそらく昼ラーメン食べたら、夜はラーメン以外を食べたくなると思います。
なので友達とご飯に行く時は「お昼何食べた?」「昨日、何食べた?」と聞いて、お互いが食べていないジャンルのお店に行こうとします。
それくらいが丁度いいのです。
1回の食事のメニューも、そのときの感覚が大事です。
肉がないと白ごはんが進まないです。
肉と白ごはんだけではなんだか、「お口直し的なのがほしいので、野菜がほしい。」と、そういう感覚になります。
焼肉食べに行って、肉と白ごはんばかり食べていると「なんだか口にアッサリしたものが欲しくなる。」というのが分かりやすいかもしれません。
そこで、野菜全くいらない人は普段から野菜が少ないのかもしれません。
白ごはんが余る人は、肉が少ないのかもしれないし、
野菜だけでご飯が進むから肉が少なくなっている人は、
野菜の味付けを薄くしてみてはどうでしょう。
炒めものでご飯が余る場合も、肉を少し増やしてみるといいです。
そんな感じで、特に計算することもなく、感覚でバランスを取ることをオススメします。
感じるだけで、考えないことが大切です。
考えるといえば、
「今日は豚肉やったし、明日は鳥肉にしようかな。」
とか、それくらいです。
でもこれって、ただの献立を決める第一歩で、考えないと献立が決まらないですので、考えると言えば献立くらいでしょうか。
ちなみに、
野菜全然で肉ばかり食べている人は合わない化粧品が多く、
肉全然で野菜ばかり食べている人は肌が弱く、体調を崩しやすく、合わない化粧品が多い傾向があると感じています。
なんでも色々食べる人は、健康的で大体どんな化粧品でも使える傾向があります。
偏った食事を何年も続けていると感覚がアテにならないことがあります。
その場合は、お店の定食屋や、インスタの献立メニューを参考にしてみるのはいいかもしれません。
基本的に食べ過ぎもバランスも気にしなくていいと思います。
今の人は、身体以上に頭を動かしているので、精神的なエネルギーを沢山使っています。
日によって食事の量を変えるのは胃腸に良くないし、食事のバランスは考えれば考えるほど偏ってしまうので、考えすぎないほうが良いです。
食事を始めて、白ごはんとお肉と野菜が同じくらいで無くなるくらいのざっくりした感じでバランスを取ってみてはいかがでしょう。
化粧品研究者こまっきー
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