化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

ポリフェノールを摂らなくなった現代人


コーヒーやお茶をちゃんと淹れなくなった話の続きのようなものです。
コーヒーを飲む人自体、昔は少なかったかもしれませんが、お茶はやかんで沸かしていたはずです。

コーヒーやお茶をちゃんと淹れないと、成分がちゃんと摂取出来ない。
だから、ペットボトルや缶コーヒーやコンビニなどは辞めて、自分で淹れてみることをオススメしています。
味だけでなく、香りが全然違うので、リラックス効果はかなり変わってくるでしょう。

その成分の中で、コーヒーやお茶はポリフェノールが豊富で有名です。
ポリフェノールは抗酸化作用があり、身体の老化防止に繋がります。
ポリフェノールはコーヒー豆やお茶の葉から抽出されたとき、味として感じることが出来るので、ちゃんと淹れたかどうかは味で分かります。

そんなポリフェノールですが、コーヒーやお茶以上に身近なものがあります。
野菜です。

いつ頃からこんなふうになってしまったのかはわかりませんが、
野菜の皮を剥いて食べるようになりました。
大根の皮、蓮根やごぼう、人参やじゃがいも。野菜の皮を剥いて料理していませんか?

実は野菜の皮にはポリフェノールが沢山含まれています。
むしろ、皮にポリフェノールが含まれています。
皮ありで料理して食べてみてください。
お茶と同じように、少し苦味があります。
ポリフェノールが含まれていることの証拠です。
特に大根はわかりやすいです。人参は皮が薄すぎて分かりにくいですが、どの野菜でも皮にはポリフェノールがたくさん含まれています。

最近、茄子を買おうとスーパーに行くと、袋に「高血圧予防にオススメ!」と書いてあります。茄子のポリフェノール、ナスニンによる抗酸化作用により、高血圧や免疫力向上など様々な効果があります。
そのナスニンは皮に含まれているのです。

「茄子は高血圧予防にいいんだ!」と茄子ばかり食べなくてもいいんです。
ナスニンのようなポリフェノールはどれも抗酸化作用があり、同じような効果があります。
どの野菜の皮でもポリフェノールが含まれているので、茄子と同じように、皮は剥かずに食べましょう。

プロの料理家がテレビでクッキング番組をしたからなのか、皮を剥いて食べることが当たりまえになりました。
それを観て、クックパッドなどでも同じようなレシピが沢山出ているので、皮を剥かないことに疑問すら持たないようになりました。
昔より色んな食材があって、栄養豊富になったとはいえ、豊富になったのは3大栄養素であり、ポリフェノールを含む微量栄養素の摂取量は減少しています。

昔と比べて、野菜に栄養が無い!という考えもありますが、
野菜の皮を食べていないからではないか?と僕は思います。

お店で出すには、皮を向いたほうが見栄えが良くなるでしょう。
しかし、食事というのは根本は健康の維持であり、栄養の摂取です。
外食で、お店が見栄えなどを気にする場合ならまだしも、
毎日の家庭での食事では栄養をちゃんと取るべきです。
それが健康に、そして美容に繋がります。

野菜の皮を剥かずに食べましょう。
大根や人参は剥かないだけで、料理の手間が省けます。
じゃがいもやごぼうは洗う必要がありますが、これも皮を剥かないだけで楽になるでしょう。
じゃがいもは芽の部分はくり抜いてくださいね。
食べれそうにない玉ねぎの皮。これも実はグツグツ煮ると血液サラサラ効果の玉ねぎのポリフェノール、ケセルチンが沢山入っています。
味噌汁を作るときに、味噌入れる前にグツグツ煮込みますよね?
その時に、上にぽんと入れて、後で取り出しましょう。
料理の手間も省けて、栄養も取れるなんていい話でしょう?
今まで余計なことをしてしまっていたんです。

いくらスキンケアでアンチエイジングしても、食事でアンチエイジングしてないと、身体自体はアンチエイジングされません。
ポリフェノールには、アトピーや花粉症などのアレルギー症状の緩和、その体質改善、血流サラサラ、コレステロール値の低下、関節痛緩和、動脈硬化予防、むくみや冷えの改善、体脂肪の軽減、骨粗鬆症の予防、がん予防、認知症予防、しみしわ予防と数えたらきりがないくらい効果が出てきます。

わざわざ追加で買う必要なし。上のような効果のサプリメントは必要なし。
今まで買って捨てていた部分を食べるだけで健康に繋がります。
野菜の皮は捨てずに食べて、ポリフェノールを沢山摂取しましょう。

化粧品研究者こまっきー

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