化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

暴露(悪口)は人を嫌な気持ちにさせ、世界に悪な空気に包み込む。


毎週チュートリアルのラジオ、“キョートリアル!コンニチ的チュートリアル”を聴いています。
ここ2回は公開収録イベントの模様を放送しており、チュートリアルの初書籍ということで、200万部超えの書籍、“ホームレス中学生”を書いた麒麟の田村さんがゲストでした。

“本を出版する際、注意すること”の第1位が“恨み節にならないように”でした。
「読んだ後の人が気持ちいいかどうか。どんな嫌なことが起きていても、登場人物を悪者にしない。」と田村さんは話されており、
「出版した後、同じような自叙伝を読んだときに、悪者がいると嫌な気持ちなる。」
悪者を作らなかったことが、「ホームレス中学生は何故こんなにも売れたのか?」の理由の1つだと話されていました。

昨今、暴露が流行っています。
僕はこれが好きではなく、嫌な気持ちになるのであまり見ないように、出来るだけ聞かないようにしています。
今までの状態が良かった。とは思いませんし、間違っている部分は沢山あると思います。
暴露や批判していることには、現状の大きな柱が古く、脆くなってきていると感じています。

しかし、それに便乗して、ただ悪口を言っているだけの人がいます。
テレビに出れたから売れたのに、テレビから離れて、テレビの悪口を言う人。
誰かに押しつぶされて全く売れなかったわけではないのに、その誰かの悪口を言う人。
暴露と悪口がごっちゃになっています。

暴露とは、秘密や悪事を暴くことです。
悪いことをしているのに、権力で牛耳っている。そのような人の悪事を暴くのが暴露。
支えているのと牛耳っているのは違い、この判断は難しいですが、どちらも言葉遊びのようでリーダーなら多少の牛耳りはあるでしょう。
度が過ぎた場合に問題があります。
失敗しているのに、それを包み隠してしまうとか。
無かったことにしてしまうとか。
正しい情報と正反対の情報を流して、利益を得るとか。
度が過ぎた牛耳りのせいで多くの人が犠牲になっていること暴く、それが暴露です。
悪口はただ他人を悪く言うことです。

テレビに出て、売れて、テレビ業界を知った人が後々テレビ業界の闇を話すのは、暴露のようで、悪口です。少なくとも、その人はテレビのおかげで注目されて、テレビのおかげで現在個人で発信しても一定の注目を浴びることが出来るからです。
今の社会に、自然に売れることはまずありません。必ずテレビやスポンサーがいます。
テレビのおかげの部分を捨て去り、悪い部分だけを言うのは、悪口としか思えません。

劇場でめっちゃウケてて、面白いのに全くテレビに出れなくて売れなくて、その頃の話をする方がいたら、それは暴露になるでしょう。

暴露と悪口は大きな違いがあるように思います。
暴露と称して、悪口を言っている人が目立ちます。
“実は・・・”みたいな話は人の興味を簡単に惹きつけることが出来き、人の悪口は更に惹きつけることが出来ますが、どうでしょうか?
悪口が充満しているこの雰囲気、気持ちいいでしょうか?

今までのテレビの仕組みと違い、悪口を発信している本人は再生回数で儲けることが出来るので、充満させることが出来たら儲けもんです。
しかし、普通に暮らす人が暮らしやすい生活をするには、息苦しい空気です。

悪口は人を嫌な気持ちにさせて、世界を悪な空気に包み込みます。

悪口を聞くことに慣れると、それが当たり前と感じてしまいます。
違和感を感じている初期のタイミングで、暴露か悪口か、情報の判別をしないといけません。
気をつけないといけません。
スター・ウォーズのように、ジェダイですらも簡単にダークフォースサイドに惹き込まれます。

今現在、様々な過去の情報が公開されています。
そしてこれから、どんどん暴露されていくでしょう。
メディアは暴露と悪口を混ぜて報道し、判別出来ないようにするでしょう。

向き合わないといけない情報が沢山出てくるでしょう。
嫌な気持ちになるけど向き合わないといけないことなのか、
ただただ不愉快な気持ちになるだけなのか。

暴露なのか、悪口なのか。

個人個人で判断し、悪口は決して目立たないように、注目しないようにすることで、
明るい良い空気に変わっていくでしょう。

化粧品研究者こまっきー

P.S.
僕も気をつけな。

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