化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

「急に寒くなった。」と驚いてはいけない

季節の変わり目である秋は夏から冬にかけて気温が下がっていきます。
それは皆さん理解しているのですが、寒くなると毎回「急に寒くなった。」と言う方がいます。気温は確かに下がっているのですが、「急に寒くなった」と驚いてはいけません。
ちゃんと気温が下がる前兆があります。

気温や湿度が変わる時は天気が変わります。
秋は雨が降ると気温が下がり、風が強いと気温と湿度が下がります。
湿度は体感温度に影響し、湿度が低いほうが寒く感じるので、風が強い日のほうが風の強さだけではなく湿度の低下も合わさって寒く感じます。
そして雨と風の前には気温が上がります。
ここ最近の大阪の天気を見ても、雨と風が気温に影響していることがわかります。

10月下旬に暑い日が2,3日続いたかと思うと雨が降って気温が下がりました。それまでは最高気温25℃を超えるか超えないかの日々だったのが、殆ど25℃は超えないようになりました。
11月上旬に28℃まで最高気温が上がった日が2日ありました。その後雨が降り、それ以降は確実に25℃を超えないようになり、週に何回か雨が降ることで20℃を超えないようになりました。
ところが勤労感謝の日とその翌日は最高気温20℃まで上がりました。過去の天気をみると、1週間に2,3日は雨が降っていたのに今週は雨が振りませんでした。
すると昨日は朝から風が強く、「これは明日から寒くなるな。」と思ったら、今日の最高気温予測は11℃です。以降、来週月曜と火曜は雨予報ではありませんが16℃まで上がり、次の日から気温が下がるということは、月曜と火曜は風が強い日ということでしょう。

日中温かいと夜は冷え込みにくく、最低気温は高くなります。
雨や曇り空、風が強いと、日中の空気が温まらず、風で温かさが飛んでいってしまうと、夜は冷え込んで最低気温は下がります。
最低気温が下がると、最高気温も下がります。
秋から冬にかけて“雨と風”、この2つの影響で気温は下がっていきますので、
「急に寒くなった。」と驚いてはいけません。
特に今年はお盆以降、急激な気温のアップダウンがなく、穏やかに下がっていきました。
先が読みやすく、服装の調節もしやすい気候でした。

「急に寒くなった。」と驚くということは、心の準備が出来ていなかったということです。
季節のかわり目に体調を崩す大きな原因は“気温の読み違い”です。
「今日暖かいから、明日も暖かいだろう」
「明日も暖かいといいな」と自身の感覚や希望で天気を読んでしまうと、急に寒くなった時に、体調を崩してしまいます。
心の準備とは結構体調に影響するものです。「このドア開けたら驚かされる」とわかっているのと、知らずにドアを開けるのでは驚きがまるで違います。心臓がバクバクして心拍数が上がり瞬間的でも体調は変化します。天気も同じように予測しておくことで、体調管理に繋がります。

天気は自分のことではなく、外の空気のことです。
朝の通勤のときや帰りの帰宅の時、外の空気の状態を感じながら、天気アプリの予報を参考にして、天気予測をしてみて下さい。

決して、天気予報のニュースを参考にしてはいけません。
最近の天気予報は視聴率を上げたいのか、注目を浴びたいのかわかりませんが、煽るような発信が多いように思います。11月上旬に28℃まで上がった時も「猛暑日」とまだまだ暑いことを強調し、それ以降寒くなることは発信しませんでした。真夏は37℃まで上がりますから“猛暑日”という言葉は誤解を招く表現です。そして寒くなったら「急に寒くなりました」と大げさに気温差をアピールします。あれを信じていると、体調不良になってもおかしくないと思います。

体調管理には“天気の先読み“は必須です。
体調を崩さないからこそ、肌のキレイは続きます。
季節の変わり目の肌トラブルは、体調の変化です。
体調を崩してしまっては、化粧品や食事であれこれしても意味がありません。
体感なくとも体調を崩しているから、いつもの化粧品でピリピリしたり、食欲が無くなったりするのです。
化粧品や食事はお金がかかりますが、天気を読んで体調管理することはタダです。
そのタダで出来る体調管理なくして、化粧品も食事の効果は生まれませんので、
「急に寒くなった」と驚いてはいけません。
「ああ、やっぱり寒くなったか。」と気温の変化を当然のように処理できるように
是非、“天気の先読み“を行ってみて下さい。

化粧品研究者こまっきー

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