化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

腹八分目で不健康

食べ過ぎは良くない。腹八分目が健康の秘訣である。
と、言うので腹八分目を意識していた時期があります。
ちょうど大人アトピーが発症して5年目くらいの、病院に行って薬や漢方を飲んでいても、にっちもさっちも行かないので、自分で調べだした頃だったと思います。

腹八分目は摂取するエネルギー量が減るので、体脂肪や血糖値、中性脂肪が減少すると言われています。また、食べ過ぎは胃腸に負担をかけてしまうので、胃腸に良いと言われます。特にアトピーなどの免疫系は腸だと言われますので、その腸を健康に保つための腹八分目で、食べ過ぎで胃腸に負担をかけてしまい、それで腸に炎症が起こっていて、慢性化しているから、免疫疾患が出るなんていう話も聞いたことがあります。

そこで試してみた腹八分目は、病気を悪化させました。
腹八分目とは「もう少し食べたいな」と感じるくらいらしいので、それくらいの量で調整します。朝昼夜、常に「もう少し食べたいな。」を毎日続けます。
すると、めちゃくちゃストレスが溜まります。
よくタバコを辞めると暴飲暴食になると言われます。タバコ以外のストレス発散方法を探した末に飲食に行き着きます。そうでなくても、ストレスが溜まるといっぱい食べる人がいます。それらから分かるように、食べることは一種のストレス発散になっているのだと推測出来ます。
そのストレス発散の1つである食を抑える。1日3回、おやつを入れると4回出来るストレス発散を抑えると、ストレスが溜まりました。タバコ吸わない、お酒も飲まない僕には食べることによるストレス発散はかなりウエイトが大きかったのだと思います。

腹八分目にしたことで、頭が回らなくなりました。
研究職である僕は、1日中研究しながら、結果見て考察して、改良する。これを繰り返します。また営業も兼ねていたので、その間に取引先からの連絡があったり、たまに外出や商談がありました。
朝から昼までは特に変化がありませんでしたが、夕方になると頭がクラクラしてきて、しんどくなりました。
腹八分目では栄養が足りていなかったのだと思います。
特に慢性疾患を患っていると、身体は日常生活に必要な栄養と、その病気を治す為に必要な栄養、そして両方をするエネルギーが必要になります。
漫画デスノートではLがずっと甘いものを食べていますが、身体を動かすことだけでなく、頭を使うこともエネルギーを使いますので、「もう少し食べたいな」くらいの量では足りなかったのでしょう。

そもそも腹八分目の基準が「もう少し食べたいな」と感じるくらい。というのは実にあやふやな言い方です。お腹いっぱいは分かりますがその手前は全て「もう少し食べたいな」ですから、一体どこが八分目なのかさっぱり分かりません。
曖昧な腹八分目が健康というのは、食べすぎている人への忠告程度のことであり、普段から暴食していない人は気にしなくて良い、むしろ気にしないほうが健康であると経験から言えます。

最近やっぱり思うことは、高齢になってからもしっかり食べれている人の方が元気だというこです。70歳過ぎてハンバーガーを2個とポテトとチキンナゲットを食べて、「小麦粉はすぐお腹空く。」と言っておやつの時間にシュークリームを食べる男性は元気です。
確かに身体は大きいですが、中年男性は身体が大きい人の方が元気ではないでしょうか。

〇〇は身体に良いとか腹八分目で食べすぎない方がいいとか、誰かが言う健康の秘訣を信じるよりも、自分の身の回りの健康で元気な人の普段の生活を参考にしたほうが、健康の秘訣が分かるのではないかと思います。

化粧品研究者こまっきー

↓こちらもどうぞ↓

www.komacky.com