化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

感情を復習して、整理する。

少し前に“我慢はいずれ爆発する”記事を書きました。

www.komackyblog.com

平成の規制によって、感情を抑え込まなければいけなくなくなりました。
そこで改めて規制の中で消えていったものは何か?感情の拠り所はどこか?そういったことを考え直す必要があるのではないか。という話でしたが、社会の大きな流れと関係してくるので、すぐに解決は出来なさそうです。

前回は社会全体の話。
今回は自分自身で出来ることの話です。

それはズバリ、“感情を復習すること”です。

その日の終わり、会社や学校の帰り道や電車の中でも良いです。
あるいはちょっとした休憩時間でも良いです。
嬉しかったことやムカついたこと、嫌だったことを振り返ってみてください。

嬉しかったことは何回でも振り返ると思いますので、出来ればその時グッと感情を抑えた時のことを振り返ってみて欲しいです。
上司に嫌味を言われて、「言い返えしてやろうか。」と思ったけどグッと堪えた時のことを思い出してみます。
そこで、自分は腹が立ったことは覚えているけれど、どの言葉だったのか?それは言葉の意味だったのか?言い方だったのか?話の流れだったのか?
または腹が立ったのは本当に怒りだったのか?傷ついたという意味で悲しみだったのか?
そういうことを振り返ります。

食卓で話すような今日1日の出来事はつまり、1日の自分の喜怒哀楽の話です。
それを誰かに話してしまうのが一番ですが、精神疾患が増えているということは誰かに話せる人が少ないということでしょう。
だったらせめて、自分だけでも自分のその時の感情を正しく感じてあげることです。

感情は勝手に沸き起こるものです。
自然に感じるものです。
自分でコントロールするものではありません。

何でもかんでも感情をぶつけていたら、人との繋がりは上手くは行きませんので、そのことを感じて自然と感情を抑えようとすることもあるでしょう。
それでも泣くのをグッと堪えなきゃいけない時や、苛立ちをグッと抑えなきゃいけない時が沢山あり過ぎて、自然に抑えていたことがいつの間にか頻繁に意図的に抑え込むことになり、感情は自分でコントロールするものであると、考えてしまうようになりました。

感情は自然に沸き起こるものであり、自分はその沸き起こった感情を認識してあげなくてはいけません。
認識せずに抑え込み続けてしまうと、自分の喜怒哀楽がわからなくなってしまいます。

本来感情は沸き起こり、そして行動や言葉で出ていくものなので、復習する必要はないのですが、ここまで感情を抑え込まなければいけない社会になった今、1日を振り返って、嫌なことも嬉しかったことも思い出してほしいのです。

思い出して、認識する。
「ああ、あそこで腹が立ったのは、怒りではなく、傷ついたからだったのか。」と、喜怒哀楽の怒りだと勘違いしていた感情を悲しみだったと修正できます。

感情を抑え込み続けると、喜怒哀楽が分からなくなりますので、こうして“どんな感情だったのか?”を正しく認識してあげることで、自分の喜怒哀楽の勘違いが減っていきます。

感情を抑え込み続けると、脳に判別できない感情が溜まっていき、あるとき急に爆発してしまいます。何でもないことでも急に怒ってしまうのは、それまでの感情が溜まっていって、あっぷあっぷになったからでしょう。
脳に溜まった「喜怒哀楽のどれ?」という感情が整理されて減っていくことで、脳のモヤモヤが減り、脳がスッキリして、精神疾患になりにくくなるのではないでしょうか。

感情はコントロール出来るものではありません。
この話は現在の感情ではなく、過去の感情の振り返りです。

思い悩むというのは、自分の行動の内容です。
この話は自分の感情の話であり、行動の話ではありません。
ただその時感じたことを、抑え込んだ感情を認識してあげるだけです。
思い悩むことではありません。
「あれは嫌やったなあ。」とかそういうので良いんです。

これはおそらく帰りの電車の中などで出来るのではないでしょうか。
スマホを持ってSNSやYouTubeを流し見する前に、そうやって自分の感情を分からなくする前に、感情を復習して整理してみてください。

感情を整理することはストレス発散となり、
美容と健康の両方に繋がることでしょう。

化粧品研究者こまっきー

↓こちらもどうぞ↓

www.komacky.com