化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

喋りたいことは、余計なこと。

余計な一言が人を嫌な気持ちにさせてしまう、怒らせてしまう。というのはよくあることですが、僕もつい最近やってしまいました。

家に友達が来てくれた時、「ケーキと一緒に飲もう。」と近くの焙煎所でコーヒー豆を買ってきてくれました。僕の家の近くにあるその焙煎所は、つい最近、駅チカに新店舗をオープンして、その少し後に「原料費高騰の為、販売価格変更します。」とコーヒー豆100gあたり100円くらいの値上がりをした焙煎所でした。それまでは近いし美味しいので通っていたのですが、「明らかに新店舗のテナント代やんか。」と思うと嫌な気持ちになり、他の焙煎所を探したという出来事があった焙煎所です。

大阪の人間としてはこういう小ネタは話さずにはいられなく、「いや〜ホンマやな。それは、なあ〜。」なんて話にしようと思って話したのですが、友達が帰ってから「ああ、失敗したな。」と気づきました。

どんなお店であれ、友達は買ってきてくれたわけですから、自分のエピソードだけではなく、「だから美味しいねんけど、最近買えてなかってん。」という一言はオチに必要でした。
エピソードを話して、友達は「ホンマやな。それはテナント代やわ。」と言ってくれましたが、気を悪くさせてしまった可能性が、大です。

実は更にその少し前にも同じような失敗をして、「これ以上に失敗しないように気をつけよう。」とiPhoneのリマインダーに“余計なことは喋らない”と書いておいたはずなのに、気づけば余計な事を喋っていました。

それから少し経ち、今日の朝「余計なことを喋らないことは無理かもしれない。」と気づきました。大体の喋りたいことって、余計なことのような気がするんです。
余計なことを喋らずに、コーヒー豆貰って「ありがとう。じゃあ淹れるね。」だけなんて、淡々とした何も面白くない会話ではダメだと思いますし、自分が耐えれないでしょう。

そもそも、喋るか喋らないかという、白黒ハッキリさせる必要もない事に気づき、
喋りたいことは余計なことであると割り切ってみました。

そうです。業務連絡は別に話したいことではありません。
話したいことは余計な話なんです。
辞められない余計な話を辞めようと考えること自体が間違いでした。

余計なことを話すのだから、話の流れやオチには充分に気をつける、と。そう考えてみてはどうかと思いました。
気をつけすぎて面白くない話になってもいけないという、面白さも維持しながら、上手に余計なことを話していきたいと、そう思う今日この頃です。

化粧品研究者こまっきー

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