化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

自分の分母を大きくする。

色んなものの考え方に分数を取り入れるべきだと思っています。
例えば花粉症は過剰反応です。
つまり100来ると思っていたら、150来た。
思っているよりも多いので、過剰反応が起こっています。
150/100です。
この対策にマスクをすればどうなるでしょうか。

マスクは花粉を95%以上カットすると言われていますから、150の5%で7.5になります。
すると身体は7.5くらいだと記憶して1年過ごします。
来年花粉の季節が来た時は100だった分母が7.5になっています。
でも実際に来るのは150ですから、150/7.5となって、去年よりも花粉症が酷くなります。

分かりやすく書いていますので、実際の身体の中はもっと複雑ですのでいきなり7.5になるのは大げさですが、マスクをすると分母が小さくなるので、マスクをしている限りいつまで経っても症状が改善されないと考えています。

マスクでカットされるのは花粉以外にも沢山ありますので、他の物質の分母も減り、それ以外の何気ない物質でも過剰反応してしまうようになります。

花粉対策に部屋をずっと閉めっぱなしにしている人がいます。
空気清浄機を焚いて、部屋の花粉の限りなくゼロに近づけて花粉対策をされています。
すると、部屋と外の花粉の差が開きますので、外/部屋が150/0のようになり、外に出たときに症状が酷くなります。
自分の分母だけでなく、自分の周りの分母も小さくすることも過剰反応が起こる原因となります。

また、閉めっぱなしでホコリなどが溜まりますので、ホコリが過剰に増えてアレルギー反応が起こります。
花粉でアレルギー反応が出ているのか、閉めっぱなしによるホコリでアレルギー反応が出ているのか分からない、もしくはあれもこれもに反応している可能性も出てきます。

マスクも閉めっぱなしも、自分の分母を小さくしています。
過剰反応を改善するには、花粉が100でも7.5でもなく150来ることを、身体が当たり前のことだと認識すればいいのです。
認識させるではなく、認識する、です。

身体は常に色々なものを取り込んでいます。
風邪でなくとも、毎日のようにウイルスや菌を取り込んでやっつけています。でも普段は過剰反応は起こりません。それは身体が毎日菌やウイルスをやっつけることは当たり前のことだと認識しているからです。
花粉などのアレルギー反応も、この時期は花粉が身体にこれくらい取り込まれることが当たり前のことだと認識することで、花粉症は落ち着きます。
これは自然に身体が行っていることですから、身体が認識するまで待つ必要があります。

僕たちは何か症状が出ると、薬を飲んだり、何かをして応急処置しようとします。
待っていたら身体が改善してくれるのに、それを待てずに応急処置してしまうので、身体が認識や改善しようとする間もなく、症状が改善してしまいます。

身体は実に正直者で、動かなくていいなら動きません。毎日やることが沢山ありますから、やらなくていいことはやらないのです。発熱の度に解熱剤で熱を下げていれば、身体は自分で熱を下げるチカラを無くしていきます。風邪をひいて体温が上がるのは体内のウイルスをやっつけるためです。やっつけたら身体は体温を下げて平熱に戻します。そのときに体力が消耗されすぎて熱が下がらないときに使うのが解熱剤です。ウイルスをやっつけようと身体が体温を上げるたびに解熱剤を飲めば、やらなくていいなら身体はやりませんので、熱を下げるチカラはどんどん弱っていきます。ウイルスをやっつけるチカラも弱まっていきます。

花粉症は鼻炎で鼻の炎症です。気管支炎は気管支の炎症です。殆どの病気が熱を抑えられないことが原因で起こっていることから考えると、身体が自然と熱を下げられるチカラをつけておくことは非常に大切であるといえます。
風邪だけでなく、花粉症や気管支炎などあらゆる病気に関連してくることがわかります。

身体が100ではなく、150の花粉が来るのが当たり前であると認識することで花粉症は改善されるでしょう。
いきなりマスクに薬にと、色々辞めると差が大きすぎて、身体が対処しきれないかもしれません。鼻詰まりが酷すぎて夜眠れなくては、生活に支障が出ますから、ますは取り入れる量を減らさないことから始めてみてはいかがでしょうか。

化粧品研究者こまっきー

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