化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

背中が痒い。

4月に入り、急に暖かくなってくると背中が痒くなる方がいらっしゃいます。
または、背中にポツポツとニキビみたいなものが出来る方がいます。

春は冬と夏の間です。
寒い冬は身体の熱が逃げていかないようにし、暑い夏は熱を逃がして体温調節をします。
冬から夏への通り道である春は“熱を逃さない身体”から“熱を逃がす身体”へと切り替える時期です。

今年は3月まであまり気温が上がらず、また下旬は冬並みの寒さになったかと思ったら、4月に急に暖かくなりました。
急に暖かくなると、“熱を逃さない身体”から“熱を逃がす身体”への切り替えが上手くいかずに、身体に熱が籠もってしまいます。

熱は上に上がるので、顔周りのトラブルで肌のカサカサや鼻の炎症である花粉症などの症状が起こります。顔だけでなく、肩周りの上半身に熱のトラブルが起こりやすいので、気管支炎や喘息も起こりやすくなります。

熱のトラブルが何処に起こるかは、人それぞれ原因それぞれですが、元々そこに熱が溜まりやすいと考えられます。
背中が痒い、またはブツブツが出来ている方の背中というのは、肩甲骨辺りではないでしょうか。そして季節関係なく、いつも肩が凝っていたり、肩甲骨が硬かったりするのではないでしょうか。
硬くなっているということは、その部分の循環は悪くなりますので、上がってきた熱が肩甲骨に集まって、痒くなったりブツブツが出来たります。

春の熱トラブルの解消は軽い運動ですが、この場合はストレッチです。
YouTubeとかで調べると、肩甲骨剥がしとか、そういった動画がいくつも出てくると思いますので、背中が痒かったりブツブツが出来る人、出来やすい人は肩甲骨のストレッチをすることをオススメします。

自分がそうなのですが、ストレッチというがどうも苦手で、毎日続けようと思っていても、気づいたら辞めています。
そういう方はガッツリやらないことです。

YouTubeで調べると、ストレッチといえば10分くらいの動画が多いと思います。
この10分というのは短いようで長くて、特に慌ただしい4月の1日のどこかに10分の時間を作るのは難しく、ついつい忘れてしまいます。
なので1回に少しだけで、昼と夜の2回に分けてするのがオススメです。

また、時間で区切るより、数で区切ったほうがやりやすいです。
手を後ろで組んで、肘を曲げて一気に伸ばす×10回だったり、
伸ばしている時間を10数えるなど、数えた方がいつまで続くのかというゴールが見えるので続けやすいと思います。

背中が痒かったり、ブツブツが出来ると肌トラブルだからスキンケアや軟膏でなんとかしようとするかもしれません。痒いから花粉症と同じように抗アレルギー剤を飲もうと思うかもしれません。
おそらくそれらはあまり効果がないことでしょう。
原因は季節の変わり目の熱の処理によるトラブルです。発散と循環不足であり、背中の場合は肩甲骨が硬くなっていることが多いので、ほぐしてあげた方が改善する事が多いです。

手を後ろで組んで、肘を曲げて胸を張るように伸ばす×10回
両手を肩の高さまで上げて床と並行の状態で、手のひらを上にしたり下にしたりを繰り返す×10回
×3セットだと3分で出来ます。
これを昼と夜にする。これくらいだったら続けれるのではないでしょうか。
慣れてきてもう少しプラスしてもいいなと思う場合は、
お尻に手を当てて、大きく上下する×10回
お腹に手を当てて、お腹の外側をさするように斜めに大きく上下する×10回
伸ばすようなストレッチではなく、動かしてほぐすものですので、最初の2つよりもすぐ終わると思います。

昼に1回やることで、昼までの凝った身体をほぐすことも出来ますので、夜にガッツリストレッチをやろうとせずに、昼と夜に分けて少しずつストレッチをやってみてください。
1週間やれば少しは楽になっていると思いますので、軽い気持ちでちょっとだけやってみてください。

化粧品研究者こまっきー

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