今年の梅雨は短期集中型と言われています。
ザーザー降って、さっと雨が上がる。
いつまでもダラダラ降るというよりは、降る時は降る、降らない時は降らないというのが、今年の梅雨の特徴だそうです。
毎年の梅雨の体調管理の注意点は湿気と冷えです。
雨が降って湿度が高い日が続く梅雨は、身体がだるくなることが多いと思います。
倦怠感だけでなく、胃腸は湿気に弱いので食欲が湧かなかったり、湿気によって巡りが悪くなり、頭痛などが起こります。
巡りが悪くなることから、自律神経が乱れて不眠などの症状が起こりやすくもなります。
巡りが悪くなるということは、慢性疾患がある方は、炎症がそこで停滞してしまい、悪化する傾向にあります。
また巡りが悪くなると、冷えも起こります。
巡りが悪いということは熱の循環も悪くなり、それによって皮膚炎が悪化しやすくなるのですが、その反面冷える場所が出来やすくなります。
お腹が冷えている場合は、エアコンをつけていても腹巻をすることをお勧めします。
梅雨といえば気圧の話をよく耳にするかと思います。
気圧によって頭痛が起こったり、身体がダルくなることがありますが、梅雨の時期は雨による湿気が追加されます。
さらに梅雨の時期は雨が降りながら気温も上がっていきます。
気温が上がれば、身体は汗と一緒に熱を放出して体温を一定に保とうとしますが、湿度が高くなると、汗による熱の放出がうまくいかなくなります。
すると身体の熱がうまく放出できずに、熱が籠ります。
熱の籠りによって身体がだるい、皮膚炎の悪化、のぼせや火照りなどの症状が出やすくなります。
湿気によって、熱が停滞するだけではなく、放出もうまくいかなくなるのです。
とはいえ、同じような日が続いていたら、身体はそれに合わせてなんとかしようとします。
冬にいつまでも寒いのに体温調節できなかったら、生きていくことは出来ません。
「寒いなー。」と感じながらも、身体はその寒さに合わせて体温調節をしています。
夏も同じです。
夏の暑さと太陽の日差しの強さに対応できなければ、アウトドアや外での仕事やグランドで部活動をしている人たちは、毎日熱中症で倒れてしまいます。
身体はちゃんと調節機能を持っています。
いくら梅雨の時期は湿気に注意と言っても、身体に負担にならないように気をつけていれば、身体はだんだん慣れてきます。
負担にならないように気を付けることはまずは飲み物です。
巡りが悪く、それが冷えや部分的な炎症に繋がるのですから、さらに巡りを悪くする冷たい飲み物は避けるべきです。
とくに、もうどこの会社も家庭も暑い日はエアコンを入れていると思います。
エアコンを入れるのであれば、室温は下がりますから、身体の外は快適になるはずです。
となれば、次は身体の内側の調子を整えるために、巡りをよくするために、暖かい飲み物を飲むようにしましょう。
これは夏でも心がけておくことで、夏バテ予防になります。
クーラーを入れ始めると、寝ている間に冷えてしまうということが起こりやすくなります。
梅雨の湿気によって身体が冷えるだけではなく、暑さと湿気によるだるさや不眠対策をしようとエアコンをつけたはずが、悪影響になってしまうことがあります。
部屋の気温と湿度の管理に温湿度計を置くことをお勧めします。
手頃価格の温湿度計の湿度はあまり正確ではありません。表示精度±5%と書いてあることが多いので、表示されている数値から±5%であることを頭に入れて湿度をみる必要があります。僕の感覚では湿度は高く表示される傾向にあるので、エアコン使用時に湿度は50%は切らないように調節しましょう。
まだそこまで気温は高くありませんので、会社のエアコンを操作できるのであれば、この時期は除湿をして湿度を下げる日と冷房を入れる日を使い分けるといいです。
本来の梅雨であれば、梅雨明けまでは除湿でいいと思います。
しかし今年の梅雨は短集中型と言われる通り、降らない時は降りません。
そして降らないときは、風が強い傾向にあります。
皆さんも感じていらっしゃると思いますが、毎年梅雨の時期は雨が降っていなくても、ジメジメしていたはずです。
今年は雨が降っていない時は比較的涼しいと思います。
風が強く吹いているからです。
風が強く吹いていることによって涼しく感じるので「雨じゃなかったら結構涼しいなあ。」と思って油断していると、雨が降った時に体調を崩してしまいます。
風が強いことで、雨が降っていないときは梅雨時期とは思えないくらい湿度が下がっています。
温湿度計を置いていると、雨の日は94%で、雨が降っていない日は46%くらいまで下がります。
なので、湿度が低い日に除湿をしてもエアコンが効かずに「暑い」と感じてしまいます。
それを「除湿は冷房よりも効果がない。」と勘違いしてしまうことになってしまいます。
雨が降らない日は湿度が低くなる今年の梅雨は、ずっと除湿ではエアコンが効かないか、湿度を下げ過ぎてしまうことにもなりますので、除湿と冷房をうまく使い分ける必要があります。
またエアコンはメーカーによっても効き方が異なります。
「ダイキンの冷房は全然効かへん。」なんて言われたりしますが、ダイキンは除湿と冷房の機能をはっきりと使い分けています。除湿の時は湿度を下げることに特化しており、冷房の時は温度を下げることに特化しています。つまり冷房のときは湿度が下がりにくいので、気温も湿度も下がって部屋がキンキンに冷えることは防げるのですが、部屋が涼しくなるまでに時間がかかります。
反対に三菱のエアコンは冷房でも湿度を下げる力が強いので、部屋が涼しくなるのは早いです。
「ダイキンの冷房は全然効かへん。」という方は三菱のエアコンを好んでいる印象があります。
ですが、湿度も下がることによって、喉がやられないように注意してください。
雨が降れば湿度が上がり、雨が上がれば湿度が下がるのは当たり前のことですが、頻繁に雨が降るこの時期に、雨が降らない日は湿度が大きく下がると、毎日大きな湿度差が生まれます。すると身体は毎日変動する湿度差に合わせて身体を調節する必要があります。
冬寒くても、梅雨はジメジメしていても、夏暑くても段々慣れてくるように、同じような気候が続けば、身体は調節に慣れてきます。
気候の差があると、その日の気温や湿度に合わせなくてはいけないので、身体は慌ただしく、疲れてしまいます。
気候の差によって体調を崩しやすくなります。
春や秋の季節の変わり目で体調を崩しやすいのはそのためです。
春や秋と同じようなことが今年の梅雨に起こっています。
湿度が上がれば、巡りが悪くなり、身体がだるくなり、食欲が沸かなく、自律神経が乱れと色々な症状を挙げましたが、湿度が高いままであれば身体は次第に慣れていきます。
ですが今年は雨が降っているときとそうでない時で、湿度の差が大きくあり、その差を一番感じる雨上がりと雨が降り始めた直後に身体がだるくなりやすい傾向にあります。
関西は先週梅雨入りしました。
急にジメジメしてきたことに気づいていたものの、「電気代上がっているしなあ。」とエアコンをつけることに躊躇していたら、鼻の下に熱が籠って肌が荒れてしまいました。
こういうブログを書いているわけですから日々気をつけて生活しています。
梅雨時期の湿気で体調が崩しやすくなることはわかっているのに、“今月から上がる電気代”というニュースが頭によぎって、エアコンを見つめながら悩んでいたら、肌荒れを起こしてしまいました。
その後すぐにエアコンをつけたので、鼻の下は荒れて回復待ちですが、瞼が腫れそうだったのが腫れずに済みそうです。
肌荒れというのはこういうことが原因で起こることが多いので、この場合の対策はスキンケアではなく、エアコンをつけることです。
エアコンをつけずにスキンケアを塗っていても、回復しないでしょう。
スキンケアはあくまで身体が回復していく段階で、肌が早く綺麗になるようにブーストをかけるものであると僕は考えているので、こまっきーのスキンケアでは“整えること”を考えて作っています。
体調を崩してしまうと有給に薬代にと、電気代以上に出費がかさみます。
肌が荒れたら、人前に行くのも嫌になります。
先日の商談の時はずっと鼻の下が気になって、「荒れている肌を見られたくないけど、みられているんだろうな。」と思いながら商談していました。
僕みたいに失敗しないためにも、早めの対処で湿度差の大きい梅雨を乗り越えましょう。
化粧品研究者こまっきー
↓こちらへどうぞ↓