化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

冷水を浴びてアレルギー対策?!

こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。

前回の記事でアレルギーや免疫についてお話しました。

 

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今回はその続きで、アレルギー対策になるものをひとつ紹介します。
それは、「お風呂の最後に冷水を浴びること。」
冷水これには昔の人と違う、現代人の暮らしにおけるアレルギー対策になるのです。

1.ステロイドホルモンは暑い寒いの刺激で育つ
ステロイドというのは身体が本来持っているホルモンのひとつだということは前回お話しました。ステロイド軟膏と同様、ステロイドホルモンはやけどをしたり、虫に刺されてかぶれたり、接触性皮膚炎を起こした時、体内からステロイドホルモンを分泌して炎症を抑えてくれます。そのステロイドホルモンは暑い寒いの刺激で発育することがわかっています。

2.実はステロイドホルモンには子供時代が超重要
昔の人に比べて現代人にアレルギーの症状が多いもう一つの理由に(一つは前回の記事です。)、「気温差がないところで育った」があります。暑い寒いという刺激によって育つ体内のステロイドホルモンは子供時代にどれだけ育てるかが重要で大人になってからは育てたステロイドホルモン以上の働きは発揮しないということがわかっています。子供に寒冷刺激を与えて丈夫に育てるという方法は世界的にみられます。ヨーロッパでは寒い日に冷たい風を当てるようにしないと丈夫に育たないと言い伝えられており、真冬の寒い日に父親が幼児をかかえて池に飛び込むという話もあるそうです。
あ、子育ての話になってしまいましたが、成人の方は子供時代に育てたステロイドホルモンをいかに今働いてもらうようにするかが超重要です!

3.田舎に住んでも暑い寒いがなければ一緒
前回は田舎、自然に触れていろんな菌を触って耐性をつけようという話だったので、それを否定するようなタイトルですが、自然に触れるだけではダメだということです。
最近は田舎のような空気が良い場所でもアレルギーや喘息の人が多いです。工業地帯では公害喘息が問題になっています。しかし、昔は鉱山労働者に喘息は見られなかったそうです。鉱山労働者の方はまた別の病気の危険がありましたが、喘息にならなかったのは「空気の悪いところでも、暑い寒いの気温差によって身体(ステロイドホルモン)が鍛えられた。」のだと考えられます。

4.かといってエアコンから離れるのは無理
暑い寒いの刺激が重要なのはわかる。かといって、じゃあ夏の暑さも冬の寒さも我慢して生活するなんて無理です。耐えられません。笑

そこで、おすすめするのが冷水を浴びることです。
風呂上がりに冷水をシャワーで1分ほど浴びてから出る。
これが一番やりやすく、身体に刺激を与えることが出来ます。温泉に行くと水風呂がありますが、これも昔の人が考えた「刺激の大切さ」に対する知恵でしょうか。
1.10-20分は風呂に浸かる。
2.冷水をシャワーで1分浴びる。
3.そのまま出る。
もしくは
4.寒くて出れなければ、再びお風呂に浸かり、また1分冷水を浴びる。
5.何回かするのもアリです。
6.冷え性の方は足だけお湯をかけてから出てもOKです。
これを毎日することで身体の中のステロイドホルモンが子供は育ち、大人は復活して花粉、アトピーなどのアレルギー対策になります。

ぜひ、これから暑くなって冷水を浴びやすいこの時期から試してみては。
僕はもう始めてますよ。

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こまっきー

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