化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

春はまだまだこれからだ。

春といえば桜。
春といえば卒業と入学。
春といえば。の殆どが4月のイベントであり、5月のGWが来れば春が過ぎ去ったかのように感じてしまいます。
しかし、5月も下旬に差し掛かり、6月に入ろうとする今でも、春はまだまだ続いているのです。

春には2種類あります。
1つは、冬から春へ変化する春の季節です。
寒い冬からだんだん暖かくなっていく前半の春。寒い日と暖かい日が交互にきて毎日の服装選びが難しい。この時期は風向きを意識すると判断しやすく、北風のときは寒く、南風のときは暖かくなります。気温差だけでなく、風が強い日が多く空気が乾燥すると、思った以上に肌寒く、体調不良が起こりやすくなります。
そのくせに社会は卒業や入学、退社と入社で忙しく、自分で気をつけていても風邪を引いてしまいます。
無理やり「1週間に1日はゆっくりする!」と決めて予定を先延ばしにするのが一番良い体調管理の方法だったりします。

もう1つは春から夏へ変化する春の季節。
暖房を入れなくても過ごせる季節。気温の表現も涼しい日と暑い日、時々寒い日があるような春。5月のGWを過ぎた辺りからの季節です。晴れの日は日中汗ばむような気温で、半袖の人が多くなってきます。しかし夜になると急に涼しく、4月ほど寒いわけではないのですが、気温差が大きいために体調を崩してしまう方が多くします。4月よりも社会全体は落ち着いていることから、体調管理では前半の春は忙しさが引き金となり、後半の春は「暖かくなってきた」という油断が引き金となるでしょう。
風は相変わらず強く、夜涼しいのも、夜だけ急に北風になっていることが多いです。
風が強い=乾燥する。かつ気温が上がる=湿度が下がる。なので、風が強く暖かい今が1番乾燥していて、喉からの風邪が多くなります。
冬の朝は少し遅く起きるのが健康の秘訣ですが、日照時間に合わせて、5月以降は冬よりも少し早く起きることで、体内時計や自律神経のバランスを整えることが出来ます。
僕はだいたい15~20分くらい早く起きています。

そして後半の春はもう1つ、これから起こる梅雨があります。
冬の寒さが涼しさに変わり、日中の涼しさも無くなってきた頃、梅雨が始まります。
今度は乾燥とは正反対。ジメジメした季節です。
少し前までは乾燥していたのに、急にジメジメした季節が続きます。
湿度が高いので身体も重く、晴れの日が減り、太陽を浴びる日が減ることで自律神経に影響が出やすくなんだか元気が出にくくなります。
忙しくて気づいたら熱が出ていたような前半の春、過ごしやすくてアクティブに動いてしまって体調を崩す5月の春と違い、これから来る梅雨の春では体調不良は急に来るのではなく、微妙に調子が悪い日がほぼ毎日続くでしょう。
そんなときは必ず無理をしないことです。
自覚があるわけですから、自分でちゃんとその不調と向き合って、不調な状態で無理のない範囲を模索して毎日生活する必要があります。
休む必要があります。
寝る前のリラックスなんとかで誤魔化してはいけません。
アイテムでどうこうするのではなく、時間を作ってください。
いつも以上にペースを遅くして、休む時間をいつも以上に作らないと、不調は軽減しないでしょう。

いろんなところで口酸っぱく言ってますが、
病気や体調不良はなってから薬で治すのではなく、ならないように日々無理をしないことです。
本当の治療は、予防です。
体調崩すと肌が荒れます。スキンケアは毎日のケアであり、崩してしまったときの対処は出来ません。表面的なケアは出来ても身体が元気にならないと肌も良くなっていかないので、肌をキレイにするには、まずは体調を健康状態に戻す必要があります。
体調と美容は切っても切れない関係なのです。
そこに薬を使うという考えは身体をどんどん悪い方へ傾かせてしまいます。
体調を崩すまで動いて、薬塗って治す。体調を崩すまで動いて、薬塗って治す。
これが健康に見えるでしょうか?
殆どの人が、予防よりも薬を飲むことに頼っているので、この悪循環に陥っています。
自然とそういう思考になっていると思います。
近くに病院があり、簡単に治せそうに思いがちです。
しかし、こういった行動を繰り返すことで、身体がどんどん弱まっていき、「昔はこんなん簡単に治ってたのになあ」とか、数年経った頃に大きな病にかかるのです。

少し話が逸れましたが、春は大きく分けて2つ、細かく分けて3つあります。
イメージの春は前半の春で、前半よりも後半のほうが春の季節は長いです。
春はまだまだこれからです。
春は気候変動が激しいので、疲れやすく、体調不良が起こりやすいです。
それぞれの春にそれぞれの体調不良のきっかけがありますので、
その春に、そして自分に合わせて毎日を元気に、大きな体調不良無く、過ごしてください。

化粧品研究者こまっきー

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