化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

スケープゴート・マシンガン

スケープゴートとは、「ある集団に属する人がその集団の正当性と力を維持するために、特定の人を悪者に仕立てあげて攻撃する現象」という意味です。

松本人志こと、まっちゃんの問題で女性の方が名乗りを挙げて話題になりました。
すると数日後に、その女性の彼氏遍歴を挙げていました。
一種のスケープゴートでしょう。
1つの問題の大筋の部分で不利な情報が出ると、話を反らして、証言者の印象を悪くします。

思い返せばこういったことは度々行われており、特に政治問題が露わになるたびに、吉本所属の誰かが問題になっている気がします。そして大抵は関西の芸人です。
なので今回の問題も政治関係のカモフラージュであり、スケープゴートだと考えています。

まっちゃん問題の少し前に起こった政治問題と言えば、裏金問題でしょうか。
確かに今は、各議員の金額を表示だけで万事解決な空気になっています。

また別の視点では「松本人志は吉本そしてテレビ業界を牛耳っていたので、松本人志が居なくなれば、メディアは良くなる説」が上がっています。
果たしてそうでしょうか?
それはまっちゃんが全メディアの大株主であることを意味しています。
取締役よりも株主のほうが力がある社会構造であるならば、吉本で役員になろうとも、色んな番組で司会をやろうとも、株主には敵わないはずです。

今回の問題はむしろメディア自体が弱まる1つの出来事であり、特にメディアの一部である週刊誌が完全に力を失うのではないでしょうか。

昔の週刊誌は「芸能人は週刊誌に取り上げられたら一人前。」と言われていたそうです。週刊誌に取り上げられることは、自分が注目されるようになった証であると。
それはいつもまにか、週刊誌を見る人が減ったからか、週刊誌に取り上げられたら謝罪しなくてはいけなくなり、場合によっては仕事を失うようになりました。
“1人前の証”だった週刊誌の立ち位置が、面白可笑しく書いて「これホンマかあ?」という読者に思わせるような記事を書いていたであろう週刊誌の記事は、1人の芸能人を叩き落とすことが出来るようになりました。

今回の真意はまだわかりませんが、週刊誌の記事でよく言われるのは「書いていることがめちゃくちゃ。」ということです。
まっちゃんの少し前にあった急に解散発表した和牛の報道も、和牛自身は順追って発表したかったのに週刊誌に報道されてしまい、報道されてしまった以上はそれに合わせないといけないということで、急遽の解散となったそうです。
そして書いてあることもメチャクチャであると、和牛のラジオで自身が語っていましたので、よければ聴いてみてください。

この書いてあることがメチャクチャ問題も、芸人のラジオを聴いていると度々耳にします。昔はラジオくらいでしか発言の機会がなく、ラジオを聴く人という限られたファンにしか声が届かなかったのですが、最近ではTwitterなどで発言できるので多くの人に伝えられるようになりました。
それでも芸人さんのラジオを聴いていると、「芸能人という職業柄、こういうことはあるもんと思わなアカン。」と考えている人もいらっしゃるので、わざわざ発言しない方もいらっしゃるのでしょう。または和牛の時のように、情報が世間に出回ってしまった以上、どうしようもないという気持ちもあるのかもしれません。

ただある事無い事書いて「そんなアホな。」と思われている間は、その程度の話題で終わっていた間は、娯楽の一部であったのかもしれません。
ですが、無い事で問題を大きく出来てしまうのであれば、この問題は週刊誌にあると言えます。

自民党の裏金問題でまっちゃんを使ってスケープゴートしたはずが、まっちゃんの問題で女性が名乗りを挙げたことで週刊誌の問題が露わになりました。その問題すらもスケープゴートしようと、彼氏遍歴の記事を書いていましたが、今更そんな誤魔化しに誰が乗るでしょうか。
裏金問題からの、まっちゃんからの、週刊誌で、あっちにこっちにスケープゴートしようとした結果、どれも悪循環で、良い意味の悪循環で様々な問題が露出しているように感じています。

単純なスケープゴートでは解決せず、スケープゴート・マシンガンで、マシンガンを打っている当事者もマシンガンですから狙いは定まっておらず、この先どうなるかは予測出来ていないでしょう。

化粧品研究者こまっきー

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