化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

雨上がり後の気温の変化に要注意。

秋は雨が降るたびに少しずつ気温が下がっていきます。
同じような季節の変わり目である春と違って、風が強くないので比較的穏やかに気温が下がっていくのが秋の特徴です。
ですので、台風が過ぎ去り気候が安定してくる11月は1年で一番過ごしやすい時期です。

ところが、今年の春からそうでしたが、雨が降った後は風が強い傾向があります。
春は風が強いとはいっても、雨上がりが特に強くなるなんて傾向はありませんでした。
今年は春以降、雨が上がると急に強い風が吹くことが多いです。
夏でも同じようなことが起こっていました。
これは各地域によると思いますが、関西ではこのような傾向があります。

風が強いと、雨によって上がった湿度が風と一緒に流されてしまいます。
雨が降っていると、太陽は出ませんし、ジメジメしていて気分が晴れないです。
気候を感じることよりも気分的な部分へ意識が向いてしまいますが、雨が降り湿度が上がると、体感温度は高くなります。

熱中症対策の時に紹介したことがありますが、熱中症予防指針は気温と湿度の相関関係で決められています。

www.daikin.co.jp

こちらのサイトを参考にしてみると、気温30℃でも湿度が50%未満であれば、熱中症予防指針は警戒にはなりません。
雨が降ると湿度は80%くらいまで上がりますが、気温27℃でも湿度80%あれば熱中症予防指針では警戒に入ります。
このように、気温と湿度は相関関係があり、同じ気温の場合、湿度が高い方が熱中症予防指針の値が上がります。

湿度が高いと熱中症予防指針の値が上がるということを、これからの時期で考えると、湿度が高い方が暖かく感じるということです。
室内でも暖房を入れた時に、一緒に加湿器をつけることで気温と湿度が上がり、同じ暖房の設定でも暖かく感じます。

これからの時期ですと、まずは加湿器をつけて湿度が上がるだけでも、ちょっと暖かく感じます。
特に夜は10℃前後まで気温が下がるので、寝ている間に結構気温が下がっています。
気温が下がると空気が冷たくなります。
知らず知らずのうちに空気が冷たくなっていると、朝起きた時に喉がやられていたりします。
夏は冷房によって、朝起きた時に喉がやられていることがありますが、それも寝ている間に冷房で部屋の気温が下がり、空気が冷たくなってしまったからです。
これからは、自然と夏の冷房の時のようなことが起こるので、寝る時は加湿器をつけておくことをオススメします。

湿度が上がると体感温度が上がり、湿度が下がると体感温度が下がることを考えた上で、雨上がりに強い風が吹くとどうなるか考えてみましょう。
ここ数週間をみてみると、雨が降っているときは湿度80%以上ありますが、雨が上がり強い風が吹くと、湿度は一気に45%まで落ちていました。
先ほどのURL先にある、熱中症予防指針をみてみると、湿度80%で熱中症予防指針が警戒である気温は27℃以上ですが、湿度45%だと31℃以上になります。
27℃と31℃が全然違うことは、つい数ヶ月前を思い出してみても明らかだと思います。
雨が降り、雨が上がりに強い風が吹いて湿度が下がると、これだけの体感温度差が生まれるのです。

熱中症予防指針を見ていると、気温が高くなる方を意識してしまいますが、これからの季節は気温が下がっていきます。気温が下がっていくときは、湿度が低ければ低いほど、寒く感じられます。
雨上がりに強い風が吹き、湿度が急激に下がると、気温が下がる以上に体感温度が急激に下がり、体が冷えて体調を崩しやすくなると考えられます。

本来、秋はこんな気候ではなかったと思います。
比較的穏やかで、徐々に気温が下がって冬になっていった記憶があります。
春の花見よりも、秋の紅葉の方が穏やかだった記憶があります。
花見の時は強い風が吹いて肌寒かったことがありますが、紅葉を見に行って風が強かったことはなかったように思うのです。
ましてや雨上がりに強い風が吹くということは、お決まりではなかったはずなのですが、今年は雨上がりの強い風が定番になっています。

気温差といわれるように、差で体調を崩します。
夏暑ければ、体は暑さに対応しようとします。
冬寒ければ、体は寒さに対応しようとします。
暑かろうが寒かろうが、一定の気候の方が同じ方向性で対応すればいいので、体にとっては負担は少ないです。
残暑で夏バテが起こるように同じ気候だと長期対応できます。
気温差の激しい季節の変わり目では、数日の気温差で体調を崩してしまいます。

また風が強く吹けば、湿度も大きく変わります。
大きな湿度差で気付けば喉がやられてしまうこともあります。
風が強い日にはいつも以上に暖かい飲み物を飲んで、喉を潤した方がいいでしょう。

今まで考えていた季節の変わり目は今日寒かったら明日は暖かいと言ったような、日替わりや週替わりによる気候の変化でしたが、今年の雨に関しては1日の間で大きな気温差が生まれています。
みなさんもここ1ヶ月を振り返って、雨の日を思い出してみると、正午過ぎて雨が上がった後に、強い風が吹いて、急に肌寒く感じたことがあるのではないでしょうか。

今回の雨上がりも強い風が吹くのかはわかりませんが、雨上がりの気候には要注意して、体を冷やさないようにしてください。

化粧品研究者こまっきー

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