化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

エッセイ

外に敵を作れば内は団結する。

伊坂幸太郎さんの著書で“夜の国のクーパー”という作品があります。目が覚めると主人公は猫とお話出来ていて、違う国?世界?に来てしまっていた。主人公がその世界での物語に混ざっていくお話です。その世界では2つの国はずっと戦争を続けており、本の中で「…

ショート動画では発信者の考えは伝わらない。

www.komackyblog.com 前回に引き続き、最近の短い動画の話で、今日はショート動画についてです。TikTokのダンスに始まり、30秒位で分かりやすい動画ということでショート動画がYouTubeなどでも普及しました。 僕は普段、洗濯物を干したり皿を洗ったりの家事…

切り取り動画はメディアの手法

TikTokをはじめ、YouTubeやTwitterでもショート動画が上げられるようになりました。ショート動画には2種類あり、短くまとめた動画と切り取り動画があります。 ダンスやオススメ◯選などは短くまとめた動画にあたります。30秒以内でみせるダンスやオススメのカ…

タフなオジさん達。

「何故オジさんたちはタフなんだろう。」まず動く。とにかく動く。社会人になって、仕事をはじめてから度々思う、オジさん達のフットワークの軽さ。いわゆる営業マンのフットワークがほぼ全員に備わっている。そんな気がします。若い営業マンよりも、ずっと…

派閥解散から考えられる危惧

年末から自民党の裏金問題が話題となり、安倍派だけだったのが二階派岸田派と広がっていき、自民党全議員の調査となった。おそらくこれは自民党だけの話ではないので、「自民党は全員に調査した。他党もやるべき。」と全党全議員が調査することになるだろう。…

会社に入って気付く、昭和社会の良さ

初めて入った会社は一部上場企業で、入社してから数ヶ月研修があり、部署に配属されてもまた2ヶ月ほど研修がありました。今では入社してから研修をするというのは当たり前かもしれませんが、昔は研修なんかなく、“とりあえずやってみる”だったそうです。 そ…

喋りたいことは、余計なこと。

余計な一言が人を嫌な気持ちにさせてしまう、怒らせてしまう。というのはよくあることですが、僕もつい最近やってしまいました。 家に友達が来てくれた時、「ケーキと一緒に飲もう。」と近くの焙煎所でコーヒー豆を買ってきてくれました。僕の家の近くにある…

人はゼロからイチは作れない

研究職の僕はたまに「ゼロからイチを作れる人はすごい。」と言われることがあります。それには曖昧な返事を返すのですのですが、人はゼロからイチは作れないと思うのです。 化粧品の研究とはいえ、大雑把に言えば原料メーカーが作った原料を混ぜているだけで…

一人で何でも出来るように。

「なんでも出来なあかん。」と子供の頃から母に言われて育った僕は衣食住の基本的な事は全て一人で出来ます。料理、洗濯、掃除、買い物と、僕が子供の頃は、まだ男性は家事をしないのが当たり前の風習でしたので、男の子に家事を教えるというのは珍しかった…

一家に一台、暇そうな大人

時間に余裕がないとイライラします。朝の支度で仕事に行かないと遅刻しそうなのに子供が駄々こねている時や、何時までにはこの仕事を終えたいのにギリギリ終わりそうに無い時など、自分自身のことでも他人との関係のことでも時間に余裕がない時はイライラし…

感謝は言葉だけではなく、行動に。

手伝ってもらって助かった、手が空いてなくて困った時にスッと欲しいモノを持ってきてくれて助かった。そういう気遣いに思わず「ありがとう。」と口に出してしまいます。 自分にとって助かった事であれば「なるほど。こういうときに、こんな行動取ってもらっ…

インボイス制度から見える、会社の空っぽ化

昨年10月から始まったインボイス制度。3ヶ月ほど経った今、知り合いからインボイスの影響を聞いたので、紹介したいと思います。 ある大手企業では、インボイスによる会計の手間は全て外注だそうです。「ははあ〜ん。」と思わず声が出てしまいました。今まで…

システムが人を苦しめる。

大手でない会社に、大手出身の人が転職するのがキッカケになるのか、街の中小企業にもシステム化が進んでいる。今までだったら口頭やメールのやりとりでスムーズに進んでいたものが、とりあえず書類を書くことから始まり、その書類に書いていない内容は、「…

今年、もし壁にぶち当たったら

占いみたいな話ですが、今年もし、思わぬことで壁にぶち当たるようなことがあれば、立ち止まらずに考えて、正しいと思う方を選択して下さい。 人は思わぬことが起こると、楽な方を選択してしまいがちです。それが悪いことであっても「仕方ない。」と自分に言…

どこまでの豊かさを求めるか決めていますか?

豪邸に高級車に毎日美味しい食材。なんて大金持ちのドラマみたいな暮らしは求めていないけれど、豊かな暮らしはしたい。そういう気持ちは誰だってあると思います。ところで、その豊かな暮らしというのは、どんな暮らしなのか決まっていますか? 僕が小学生の…

スキマ時間を活用するな。

ニュースアプリなどでニュースを見ない僕でも、SNSなどを通じて、ニュースアプリの記事が入ってきます。社会人になった頃はNewsPicksをよく見ていました。ニュースアプリには独自のインタビュー記事があり、新しいプロジェクトの紹介がされています。 新しい…

多極化するなら、今の社会は消えてはいけない。

世界は多極化へと向かう。去年はこの言葉が度々メディアで報じられ、年明けからエジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦がBRICSに加盟しました。石油国、インドと中国の次のIT世代や紅茶に加えて、コーヒー生産国のエチオピアまでも…

将来が不安なら、自分の出来ることを考える。

将来を考えるとたいてい不安になります。「このままでいいのだろうか。」「この会社にずっといて良いのだろうか。」明るい未来を描くことは難しいですが、吹っ切れることは出来ます。 将来が不安になる場合、大抵は自分に出来ないことで不安になっています。…

部屋着と普段着にお金をかけない

学生の頃から、服に美容に音楽に山登りと多趣味だったので、「バイトで稼いだお金をどういう割り振りで使うか。」というのは非常に考えたものです。夜どうしで無理矢理働いて、自分の趣味が満たされるくらいのお金を作るという選択肢は最初から無く、できる…

他力本願な日本人

先日、喫茶店でコーヒーを飲んでいると、こんな会話が聞こえました。「積立NISAってあるやん。あんなんもっと早く教えてくれたら、もっと早く投資始めたのにさ、詐欺やと思うやん、普通。」と。ああ、なんて他力本願な人なんだろうと興味深くて、耳を傾けて…

10年ごとに自分が変わり、時代が変わった。

携帯電話が普及したのは90年代後半でしょうか。小学生の頃に父が当時はまだ折りたたみでなかった携帯電話を持っていました。それも何年も持っていて、後ろのカバーが外れそうなのか、針金で止めていた記憶があります。それくらい高価なものだけど、携帯電話…

しっくりくる多極化世界

世界は多極化に向かっている。と聞いてしっくりくるのは僕だけでしょうか。思えば子供の頃から、同級生とは多極化した関係を目指していたように思います。 僕らが学生の頃は“ニコイチ”とか“ズッ友”という言葉がありました。“ニコイチ”は仲の良い2人組でいつ…

宝塚歌劇団から考える、変えてはいけない軸と反省点

今年は色んな大きいものが崩れた年でした。まだ1ヶ月あるので、他にも出てくるかもしれません。こういうニュースや情報を見ていると「時代の変化」というワードが出てきます。BRICsのようにこれから多極化の社会になり、独裁社会は終わりで横の繋がりが大切…

日常は“同じ”でないと変化には気づけない。

毎日が同じことの繰り返しで、マンネリ化してくると僕たちは不満に思います。「退屈だ。」とか「面白くない。」とか「つまらない。」と感じる人もいるでしょう。 特に働き始めてから、そのように感じる人が多いと思います。学生の頃は授業があり、1時間単位…

大きな出来事と身近な出来事のやり口は同じ

宝塚歌劇団の事件の調査結果が出て、いじめや上下関係が取り上げられていました。それを見て思うのは「大きな出来事も身近な出来事も同じじゃないか。」ということです。 学生の頃の部活動を思い返してみれば、今の宝塚歌劇団での出来事に近い行動はよくあり…

天使のフリした悪魔

刑事ものの推理小説を読んでいると、汚職事件がテーマの小説があります。実は殺害したのは警察官僚の息子で、父の地位を守るために息子を無罪にし、適当に事件を片付けるがバレてしまう。とか、殺人犯と警察官がグルで、警察官は誰が犯人かわかっているの上…

喜怒哀楽を大切に

2010年以降、行動だけではなく発言にもセクハラやパワハラと規制がかかりました。最初は良かったように思いましたが、あれダメこれダメの社会では思うように口に出来ず、自分の気持ちをどこで発散すればいいのか?と悩んだ方は多いと思います。もしくは知ら…

秋のセンチメンタル対策に赤川次郎

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。と、秋といえば気温も下がって過ごしやすくなり、活発的になれる印象があります。しかし一方で、秋はセンチメンタルな気分になると言われています。 センチメンタルな気分になる原因には気温が関係します。日中温かくても…

楽するために生きてるわけじゃない

最近のお金の使われ方を見ていると、楽するためにお金を使っているような気がします。インスタの広告や投稿でも“知らなきゃ損!◯◯な便利アイテム”とか“時短”とか、いかに楽できるかが最重要事項であるかのように、様々なジャンルから楽することのアプローチ…

なぜ国民が政治に興味を持たないといけないのか。

昨今、政治が不安定で、どの政治家もダメで何も信用にならなくて、「国民はもっと政治に興味を持たないとダメだ」という風潮が出来ました。「国民が政治に興味を持たないからこの国はダメになるんだ」という人までいます。僕自身は会社を作って仕事している…